FOG JOURNAL

カテゴリー: 【column】 From Italy! カーサモリミのシンプル料理Page 4 of 8

鶏の胸肉のソテー 生姜とバジルの香り Petto di Pollo con Zenzero e Basilico

味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
casa morimi の YouTube はこちらから。

みなさま、イタリアよりこんにちは!
いよいよ 7 月もあと数日。
お子さんがいらっしゃる方々は夏休みも始まり、賑やかな日々でいらっしゃいますでしょうか。

ここミラノは数日前に嵐と突風で、街中に倒木があり、トラムやバスなどのいくつかの路線がまだ止まっています。
ただ暑さは山を超えたようで、30 度まで届かない日が増えてきました。

とはいえまだまだ暑い日々。
あまり手の込んだ料理はしたくないものですね。
元気で過ごせそうな食材、生姜とバジルをたっぷりと使いました。
いつものようにごく簡単なレシピ、お試しいただけましたら嬉しいです!
みなさまとご家族が、酷暑も元気に過ごせますように!

鶏の胸肉のソテー 生姜とバジルの香り

• 鶏の胸肉を室温に戻しておく。身が厚い場合には薄めにしておく。
• お醤油、お酒、みりんを同量合わせて、生姜のすりおろし、ごまを加える。
• 鶏肉を 30 分ほどマリネしておく。
• フライパンでオリーブオイルで色よく焼いたら、バジルをたっぷりとかけて出来上がり。

Buon Appetito!
桃と生ハムの前菜 レモン風味 Prosciutto e Pesche al Limone

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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みなさま、イタリアよりこんにちは!
暑中お見舞い申し上げます。こちらもとにかく暑いです、、。

日本よりは湿気が少ないので、その分は感謝しなくてはいけませんが、我が家のようにエアコンがないうちはまだまだあるイタリア。
朝 10 時以降は日光を遮断するよう戸を閉め、窓を開けない、というのが結構効果がある、とイタリアに来て知りました。

さてこんな暑い時に、おすすめの一品をご紹介させてください。
ひんやりと冷たいものが、いただきたい時分。
旬の食材でこんな簡単な一皿はいかがでしょうか?お試しいただけましたら嬉しいです!

Prosciutto e Pesche al Limone
桃と生ハムの前菜 レモン風味

• 熟した桃(白桃でも黄桃でもお好みで)は、冷蔵庫で冷やしておく。
• 皮を洗って、綺麗にむく。レモンそこに絞っておく。
• 生ハムは少し前に冷蔵庫から出して室温ぐらいにしておく。
•お皿に桃を並べ、生ハムを上からちらし、オリーブオイルをひと回し。
Buon Appetito!

*お好みでミントを添えても。
*オリーブオイルは上質なものを選んでください。
レモンオリーブオイルがあれば、さらに簡単。
レモン果汁なしで、酸味なくレモン風味のみを存分に楽しめます。
トマトの炊き込みごはん Riso cotto con Pomodoro

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みなさま、イタリアよりこんにちは!
今週の初めにエミリアとトスカーナの間にある、私たちのお取引先のハーブの生産者のところを訪問してきました。
山とはいっても太陽の日差しは容赦無く、その 35°を超えるような厳しい暑さの中で畑の雑草を取り続ける方々の仕事ぶりを拝見し、農薬を使わずに自然に栽培することの厳しさを改めて実感しました。
そして、こうした苦労をされても自然農法を諦めないでいてくれる方々に深い感謝の念を持ちました。
畑で香った、ハーブのアロマの強さたるや!!やはり愛を持って育てられるものは違いますね。とても感動しました。

出張から夜遅く帰ってきて、簡単に作れるもの。暑くても、いただけるもの。
そんなところから、この日訪ねた生産者の有機ブロード(おだし)を使って、炊き込みご飯を作りました。

冷めても美味しく、また土鍋だとおこげも楽しい。
そんな一皿です。

お好みで炊き上がりにセミドライチェリートマトを入れたり、アンチョビを咥えたり、さまざまなアレンジが可能です。
海苔もいいかも??暑い時に、簡単調理。
ぜひお試しいただけたらと思います!

トマトの炊き込みごはん
• お米を洗い、15 分ほどザルにあげておく。
• お米を土鍋(あるいは炊飯器)に入れ、その上にお好みの量のざっくりと刻んだトマトを載せる。
• ブロードをお米 1 合につき小さじ 1 ~ 1.5 杯ほど加える。
• お米の 110 % の量のお水を入れて、最後にオリーブオイルをひとまわしかける。
• 通常通り炊く。(土鍋の場合は、沸騰したらごく弱火にして10分、火から下ろして5分蒸らす)
• 塩加減を調節し、盛り付ける。
Buon Appetito!

*ブロードは、できるだけナチュラルなもの、塩が強すぎないものがおすすめです。
この生産者のブロードは13種類のハーブとお野菜と塩。
酵母エキスなどの化学的なものは何も使っていない優しいお味。
ただ塩が少ない優しい味付けなので、塩を加えないと味がボケます。
お好みのブロードでお試しいただけたらと思います!
レモン風味のパンナコッタ Panna Cotta al Limone

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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みなさま、イタリアよりこんにちは!
7 月、本格的なバカンスシーズンに入り、街は少しずつ人が少なくなっています。
6 月に 35 度と酷暑になったミラノも今は少し落ち着いて、お湿りの雨にも恵まれ、過ごしやすい昨今です。

市場で見かける真っ赤な大振りのスイカが(こちらは丸でなく、楕円形です)美味しそうに見える時期です。

さて今日ご紹介させていただきますのは、イタリアの代表的なデザートの一つパンナコッタ。
ティラミスと並んで、みんな大好きなひと皿です。

その定番にひと工夫、美味しいレモンのマーマレードを水で溶いてソースに加えたら、美味しさがバージョンアップ!
さやわかな柑橘系のマーマレードがあればおすすめですが、ベリーなどのフレッシュフルーツを添えても。
簡単なのでぜひお試しいただけましたら嬉しいです。

レモン風味のパンナコッタ

• 生クリーム 200 mlを弱火にかけ、お砂糖 20 gを加えて溶かし、水につけておいたゼラチン 3 g を加え、全てしっかり溶けたら火から下ろす。
• 粗熱が取れたら、好みの型に流し込み冷蔵庫で固めておく。
• レモンマーマレードに水少々を加え、ゆるいソース状に。
パンナコッタの上にかけて出来上がり!

Buon Appetito!
ニース風サラダ Insalata Nizza

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みなさま、イタリアよりこんにちは!
こちらは 6 月の頭に学校が 3ヶ月の夏休みに入り(長いですよね〜)、それに伴って山の家、海の家で夏を過ごす人も多く(お父さんだけ街に残ってお仕事、8 月は家族にジョインというケースが多いです)、街に少し暮らす人が少なくなってちょっと落ち着いた街の表情です。

暑さが日々厳しくなるのを実感する日々ですが、街が 8 月に向けて徐々に静かになるのを感じるのは結構好きなのです。
8 月になったら車もほとんど走らなくなるので、夏の夜に風を感じながら誰もいない道を自転車で通ったりするのが、夏の密かな楽しみでもあります。

さて今日はこの季節にいただくことが多いニース風サラダをご紹介します。
また切って並べるだけですが、それだけに美味しい素材がポイントです。

お酢をしっかり効かせて召し上がっても、オリーブオイルと塩だけでも。
またすべての材料が揃っていなくても、あるものだけでも十分。
ちょっと盛り付けを変えるだけで、見た目も新鮮に。

ニース風サラダ

• じゃがいもを水から茹で、熱いうちに皮を剥いて食べやすいサイズに切っておく。
• 小鍋にお湯を沸騰させ、卵を静かに入れて7分。ゆで卵を作り、半分に切る。
• いんげんを茹でておく。
• パプリカを食べやすく切っておく。
• ツナのオリーブオイル漬、オリーブの塩水漬、グリーンリーフ、アンチョビフィレとともに盛りつける。
• オリーブオイル、塩、白ワインビネガーでいただく。マヨネーズ派の方はマヨネーズで。
Buon Appetito!

ツナは添加物などの使用のない、品質の高いものがおすすめです。
アンチョビは旨味がある大きなフィレのものを。オリーブは時間をかけて発酵したナチュラルなものを。(色が鮮やかなタイプは硝酸を使ってアク抜きしているものです。一括表示には記載さていませんから、色でご判断ください)
オリーブオイオイルはお好みの美味しいものを使ってくださいね。


鰯のポルぺッティーネ Polpettine di Sardine

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みなさま、イタリアよりこんにちは!
今日ご紹介するのはシチリアの郷土料理です。
新鮮な鰯さえ手に入ればごく簡単。
熱々でも、冷めても、簡単で美味しいひと皿です。

コラトゥーラはカタクチイワシが熟成したエキス。
旨みがぎゅっと詰まった調味料。
ちょっと加えると、ぐんと味わいが深くなります。
なくても大丈夫ですが、あったらぜひ。
私はこのコラトゥーラを太めのロングパスタを茹でて、ニンニクと唐辛子でともにフライパンで温め、茹でたパスタを絡めるだけのシンプルパスタ(ご当地、アマルフィ海岸のチェターラの名物でもあります)いただくのが、大好きです。
暑くなる時期、しっかりいただいて元気に過ごしていただけたらと思います!

鰯のポルぺッティーネ

材料 2 人分
鰯の身を掃除したもの 250 g
卵 1 個
パン粉 100 g(できれば細かいタイプがベター)
粉状のパルミジャーノチーズ 25 g
松の実 小さじ 1
干しぶどう 大さじ 1
フェンネルシード 小さじ 1
コラトゥーラ  小さじ 1

• ボウルに卵をほぐし、鰯の身以外を混ぜておく。
• 包丁で細かく叩いた鰯を上記に加え、小さなボウル状にしておく。
• 高温で色よく揚げたら出来上がり。

Buon Appetito!

*干しブドウとフェンネルはシチリア料理によく使われる組み合わせ。ぜひお試しになってください。
パンテレリア風トマトサラダ Insalata di Pomodoro con Salsa Pantesca

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みなさま、イタリアよりこんにちは!
今日ご紹介するのは、パンテレリア島の名産物である塩漬けケッパーとオレガノを使ったトマトサラダです。
ただ切って混ぜるだけ。
これからの季節、さっぱりと美味しく召し上がっていただけるのでぜひお試しいただけたら嬉しいです。

6 月は雨季のないイタリアでは、とても気持ち良い季節です。
先日トスカーナの田舎に行ってきました。
薔薇や芍薬が見事な美しい庭や、大自然に囲まれた暮らしにすっかり心を奪われてしまいました。

昔から憧れてはいますが、年齢も重ねるとますます魅力的に感じます。
その様子を 8 分ほどの映像にまとめていますので、よろしければぜひご覧ください。
La Cucinetta

みなさまにトマトサラダをお試しいただけますように!

パンテレリア風トマトサラダ

材料 2 人分
赤玉ねぎのみじん切り1 / 2(水に放して辛みを取ったもの)
塩漬けケッパー 大さじ 1(流水で塩分をざっと流して刻んだもの)
オレガノ 小さじ 1
バルサミコ酢 大さじ 1
赤ワインビネガー1
オリーブオイル 大さじ 2

以上を混ぜて馴染ませ、横半分に切った熟したトマトにかける。

Buon Appetito!

*バルサミコ酢は 2 年熟成ぐらいの爽やかなタイプがおすすめです。
また赤ワインビネガーはミネラル分が多い、品質が高いものを使うと、栄養価だけでなくミネラルが多いため塩が不要になります。
ジャーマンポテト Insalata di Patate con Pancetta Affumicata

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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みなさま、イタリアよりこんにちは!
日本は紫陽花が綺麗な季節でしょうね。
イタリアはさくらんぼとアプリコットが旬を迎えつつあります。

今日はお酢をたっぷりと使った、さっぱりポテトのご紹介です。
冷めても美味しいので、暑い時期におすすめです。

お酢はもちろん、ベーコンやオリーブオイルも品質の良いものを選んでいただくと、ポテトもご馳走に。
簡単なのでぜひお試しになってみてください!

ジャーマンポテト

材料 2 人分
じゃがいも 400 g
新玉ねぎ 1 / 4個
ベーコンの塊 20 g
白ワインビネガー大さじ 2
エキストラバージンオリーブオイル 適量
パセリ 適量
塩・胡椒

• じゃがいもは皮をむいて、水から中火で煮る。
• 沸騰したらざく切りにした新玉ねぎとベーコンを入れる。
• ベーコンに火が通ったら、一度取り出し、食べやすいサイズに切る。
• パセリを細かく刻んでおく。
• じゃがいもにスッと串が通るようになったら、お湯からザルにあげ、ボウルに移す。
• 熱々のうちに、白ワインビネガーを入れてよく絡ませる。
• ベーコンとパセリを加えて、オリーブオイルを混ぜ、胡椒を挽く。
• 塩は少なめに調味して、出来上がり!

白ワインビネガーをたっぷり使うのが美味しさの秘訣です。
ミネラルを多く含む白ワインビネガーは、塩はごく控えめで大丈夫です。
ベーコンの塩味もありますので、お味見しながら調味ください。
オクラとアボガドのサラダ Insalata di Okura e Avocado


みなさま、イタリアよりこんにちは!
いよいよ6月ですね。
イタリアは街中にジャスミンの花が芳しく、
つい足をとめて香りを楽しみたくなります。

先日エスニックな野菜が多く置いてある市場に
足を伸ばし、オクラを買いました。
夏が近づくと、ネバネバお野菜がいただきたくなります。

あと一品、という時によく登場する、
キュウリとアボカドのサラダを今回はオクラで。
質の高いオリーブオイルと鰹節はとってもマッチします。
ぜひお試しになってみてください!


Insalata di Okura e Avocado
オクラとアボガドのサラダ

【材料 全て適量】
オクラ 
アボガド(ほどよく熟れたもの)
鰹節
お醤油
オリーブオイル

【作り方】
1.オクラを茹でて冷まし、適当なサイズに切る。
2.アボカドを食べやすいサイズに切る。
3.1と2をお皿に盛り付け、鰹節をのせる。
4.オリーブオイルとお醤油をかけて召し上がれ。
   
*お醤油も美味しいものだったら最高ですね。アボカドだけでする場合にはワサビもよく合います。

Buon Appetito!
ズッキーニのバルサミコとハーブ風味 Zucchine alla Griglia con Aromi e Aceto Balsamico


みなさま、イタリアよりこんにちは!
ミラノもやっと気持ちの良い季節になりました。
日が延びて 21 時ぐらいまで明るく、外にのんびりいられて肌を優しく撫でていく優しい風のひとときに幸せを感じます。

灼熱の夏がやってくるまでしばしこの季節を満喫したいと思います。

今日は先日トスカーナ人(イタリア人は、どこ出身かをこう表現します)の友人の家で教えてもらったレシピをご紹介させてください。
とても簡単。気軽にお試しいただけたら嬉しいです。

フィレンツェの名家で生まれたご夫婦の家族のレシピ、そして歴史ある骨董コレクションなどを YouTube に収めております。
実際にどう料理するかぜひご覧いただけたら幸いです。

La Cucinetta Channelミラノの邸宅にてトスカーナ料理 家族に受け継がれるレシピとアンティーク食器【Italy Vlog #77】

ズッキーニのバルサミコとハーブ風味
【材料 全て適量】
ズッキーニ 
ニンニク
塩・胡椒
パセリ
乾燥オレガノ
乾燥マジョラム(あれば新鮮なもの)
オリーブオイル
バルサミコ酢

【作り方】
• ズッキーニを洗い、縦に切る。
• グリルに並べ、程よく色が着いたら胡椒を挽く。
• 両面焼き上がったら、お皿にとっていく。
• パセリとオレガノ、マジョラム、生ニンニクを一緒に細かく刻む。
• 焼き上がったズッキーニごとに 4 をふりかけ、塩・胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢をかけていく。

*ハーブソルトがあれば、パセリの他はハーブソルトを使っても。
バルサミコ酢はここでは 2 年熟成ぐらいのまろやかながら爽やかな風味がおすすめです。

Buon Appetito!

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