FOG JOURNAL

カテゴリー: 【column】 From Italy! カーサモリミのシンプル料理Page 3 of 8

小アジの南蛮漬け Sauro Fritto sotto Aceto alla portoghese

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
casa morimi の YouTube はこちらから。

少しずつ秋を感じるようになったイタリアからこんにちは!
私はオリーブオイルやイタリア食材を日本に輸入する仕事をしているので、この時期はオリープの収穫で頭の中がいっぱいです、、、。
やっと試し搾りが終わって、だいたい収穫量が見えてきたところ。
やっと搾りたてオリーブオイルやバネットーネなどの予約の手配ができて、これからご予約スタートするところです。ここまで長かった、、。
一年で一番ドキドキする日々がもう少し続きます。
また来週ぐらいからはオリーブ畑に搾る様子を確認しに足を運ぶ日々となります。
さて!今日は秋になり美味しくなっている、小アジのレシピをご紹介させてください。
ここではホワイトバルサミコを使っていますが、白ワインビネガーにお砂糖を加えていただいても美味しく仕上がります。
スタッフに教えてもらったレシピなのですが、簡単でさっぱりとした美味しさで、つい作りたくなります。
皆様にもぜひお試しいただけますように!

小アジの南蛮漬け

材料
小アジ 1 パック
紫玉ねぎ 1 個(または玉ねぎ)
ピーマン 2 個
にんじん 小さめ 1 本
小麦粉(フライ用)
揚げ油
レモン半分
<漬け汁>
白ワインビネガー 50 cc
ホワイトバルサミコ酢 75 cc(なければ白ワインビネガーにお砂糖はちみつを少し加えて代用)
水 100 c

1.野菜は細切りに。
2.漬け汁の材料を鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。好みの味に調える。
3.小アジに小麦粉をまぶし、180度の油でしっかりめに揚げる。
4.容器に、切った野菜の半分ほどの量を入れ、熱い漬け汁を半分ほど入れる。
5.アジが揚がったら、網などの上で油を切り、容器に入れていく。
6.すべてのアジを入れたら、残りの野菜を入れる。漬け汁はもう一度沸かし、上からかける。
7.最後にレモン果汁を絞り、粗熱が取れたら冷蔵庫へ。

冷たく冷やして召し上がってくださいね!
ラ・ラッテリア風 卵焼きカラスミ風味 Omelette con Bottarga alla La Latteria

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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みなさま、こんにちは!イタリアも少しずつ秋の深まるのを感じるようになりました。
今日はブドウの収穫、モデナに向かう電車の中からお便りしています。
先週末はミラノから南へ。天日塩とピスタチオの収穫にシチリアに。
1日おいて今日は、ミラノから東へ。バルサミコの生産者のへ。
ブドウの収穫に向かっている電車の中からお便りしています。

日本から来ている敬愛する友人と、ミラノで一番のお気に入りのレストラン「ラ・ラッテリア」へ。
名物の一つともなっている、からすみパウダーを振りかけた卵焼きを初めていただきました。
それがなんとも美味しかったのです!

彼らの美味しさの秘密は純銀の鍋を使って調理し、食物の酸を丸くするのが美味しさの秘密なのだ、とアルトゥーロ・シェフが教えてくれたのですが、そこまでにならなくてもこれは十分美味しい一皿!

また料理ともいえない簡単なひと皿ですが、ぜひお試しいただけたら嬉しいです。

ラ・ラッテリア風 卵焼きカラスミ風味

フライパンにオリーブオイルを入れて十分に温め、人数分の卵を割り入れる。
中火で。半熟よりも少しだけ火が通った感じに仕上げる。
お皿にとって、からすみパウダーをかける。

Buon appetite!

塩、オリーブオイルを加えるかどうかは、お味をみてお好みでどうぞ!

*からすみには塩分がありますので、塩の量にはご注意ください!
バニェット・ヴェルデ(緑のソース)Bagnetto Verde

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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みなさま、イタリアからこんにちは!
突然、秋らしくなり始めたイタリアです。
ぶどう、オリーブ、ピスタチオ・・・ と収穫&新ものが目白押しの季節。
日々、秋が深まっていくの様子にワクワクします。

今日ご紹介しますのは、北イタリア、フランスに近いピエモンテ州のレシピ。
今回のようにパンに載せても美味しいですし、イタリアでは茹でたお肉や野菜に添えることも多いです。
夏の暑さが少し落ち着いて、ちょっとコクがあるこんなレシピ、いかがでしょうか?
ワインのおともに、いつもの一皿の変化球に、ぜひお試しください!

バニェット・ヴェルデ(緑のソース)

材料 2 人分
ニンニク  2 片
イタリアンパセリ 100 g
茹で卵  1 個
茹でたじゃがいも 1 / 2 個
塩漬けアンチョビ 流水で洗って身を外す 3 尾分(オイル漬でも可)
塩漬けケッパー 大さじ 1
白ワインビネガー 大さじ 2
オリーブオイル 大さじ 3

• パセリの葉を茎から外す。
• 流水でよく洗った塩漬けアンチョビの身と骨を外し、フィレにする。
• ニンニクの皮を外し、塩漬けのケッパーを流水で塩を洗い流す。
• 材料を全てミキサーにかけたら出来上がり。塩加減はお好みで。


*酸味や塩味はお好みで調節ください。じゃがいもの代わりにワインビネガー(材料内)にまず浸したパンを使っても。
アンチョビのトマトのスパゲッティ Spaghetti Pomodoro alle Acciughe

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みなさま、イタリアからこんにちは!
9 月ももう中旬ですね、イタリアもやっと朝晩は気持ちの良い風が吹き始めました。

今日は、また昨晩も作ってしまったパスタをご紹介させていただきます。
常備している食材でできること、ごく短時間でできること、とっても美味しいこと。
なので、頭が回らなかったり、時間があんまりなかったりすると、このパスタをついつい作ってしまうのです。
昨晩も然り。
そしてまだこちらをご紹介していないことに気づきました。

材料がシンプルゆえ、素材は選んでください。
ブロンズで抜いてじっくり乾燥させた美味しいパスタ、上質なアンチョビ、おいしいオリーブオイルがおすすめです!

アンチョビのトマのスパゲッティ

材料 2 人分
ニンニク 1 片(多くしても美味しいです)
塩漬けアンチョビ 3 尾(通常のアンチョビでも OK )
ミニトマト 1 カップ分
エキストラバージンオリーブオイル
お好みのパスタ(ここではスパゲッティ)180 g ほど

• ニンニクは細かいみじん切りにする。
• 流水でよく洗った塩漬けアンチョビの身と骨を外し、フィレにする。
• アンチョビを細かく切る。
• フライパンを中火にかけ、少したっぷりめにオリーブオイルを入れ、ニンニクとアンチョビを入れる。
• アンチョビがとけたら、半分、あるいはより小さく切ったプチトマトを入れる。プチトマトが柔らかくなったらごく弱火にして、じっくりソースにしていく。10分か15分ぐらい。トマトのサイズや熟し具合にもよる。
• たっぷりのお湯でパスタを茹でる。
• パスタの茹で汁を少し入れ、乳化させる。
• 茹で上がったパスタを和えたら、出来上がり。

塩漬けアンチョビは、ひと手間ありますがその美味しさは料理人がこちらを指定するのが納得する美味しさです。

*塩はアンチョビの塩があるので、加えていません。お好みの味に整えてください。
イタリアンパセリのみじん切りをのせても。
ケッパー、オリーブなどを加えると地中海度が増します。
一方で、このシンプルな美味さがたまりません。

酢トマトのガスパチョ風 Gaspacho con Pomodorini sotto aceto

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みなさま、イタリアよりこんにちは!
いよいよ 9 月がスタートしましたね。
ほぼ 1 ヶ月ぶりに裏千家の茶道のお稽古に行ってきました。
ミラノにもあるのです、ミラノ淡交会という裏千家の支部が。
ローマの大先生の下でご指導いただいている会ですが、海外でもお茶を学べることに感謝しています。

久しぶりの茶室。
ちょっと間が空くだけで、全ての所作になんとなく自信がなく、とほほでしたが、畳の上でお稽古仲間と一緒にお茶を点てるのも、お茶をいただくのも、やっぱり茶道は楽しいなぁ〜、と思ったのでした。
仕事の後にずいぶん遅れてお稽古に駆け込んだのですが、やっぱりめげずに行ってよかった!(まるで小学生レベル、、、)

9 月の頭まで夏休みで閉まっているオフィスやレストランもあるイタリアですが、暑さも落ち着き、ずいぶん普段の顔に戻ってきました。
トマトは相変わらずおいしそうに多品種が八百屋さんに並んでいて、日々おいしくいただいています。

今日ご紹介するのは、そんな中の簡単なひと品。お試しいただけたら嬉しいです!

酢トマトのガスパチョ風

酢トマト:チェリートマトを半分に切り、白ワインビネガーに 1 日ほど漬ける。
お酢を切った酢トマト 1 カップ分、にんにく 1 / 2 片、きゅうり 1 / 2 本、玉ねぎ 1 / 4 個、食パンなどのパン 1 / 2 枚、オリーブオイル大さじ 2 をミキサーで混ぜたら出来上がり。

仕上げにまたお好みの美味しいオリーブオイルをひと回ししてくださいね。

Buon Appetito!

酢トマトは、ここでは白ワインビネガーを使っていますが、赤ワインビネガー、バルサミコ、ホワイトバルサミコと、トマトはどのお酢につけてもそれぞれのおいしさを楽しめます。お好みの味を見つけてください!
なすのピッツァ風 Melanzane alla Pizzaiola

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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みなさま、イタリアよりこんにちは!
ミラノは突然秋の雰囲気、過ごしやすくなりました。
7 月末に起こった突風でたくさんの樹々が倒れ、長く封鎖されていた公園もやっと入れるように。
日焼けした人々が街に少しずつ戻ってきて、普段の顔に戻りつつあります。

まだまだ美味しいナスを使った、簡単ながらつい作りなくなる一皿をご紹介させてください!
なすがトロトロになり、またさっぱりしたトマトと風味の良いオレガノと好相性。
イタリア人はトマトとオレガノの組み合わせが大好きです。
お塩はトマトソースに味がついていれば不要かもしれません。これもお好みでどうぞ。

なすのピッツァ風

材料
丸なす
モッツァレッラチーズ
トマトソース(あるいは完熟生トマトなどお好みで)
オレガノ
オリーブオイル
粗塩

• 丸なすを1 cmほどの厚さに切り、粗塩を振って重しをしておく。
• なすから水分が出てきたらキッチンペーパーで拭き取る。
• なすに小麦粉をまぶしておく。
• フライパンに少し多めのオリーブオイルを入れて中火にかけ、少量のオイルで揚げるようなイメージでなすに火を通す。
• ペーパーの上に取り出し、油を切っておく。
• なすをお皿に並べ、お好みのトマトソースをかけ、室温に戻しておいたモッツァレッラチーズをちぎっておき、オレガノを手で揉みながら振りかける。

Buon Appetito!

トマトソースですが、お好みのものを。チェリートマトを小鍋に入れて少量のオリーブオイルとニンニクと煮詰めたりしても良いですよね。あるいは完熟のトマトをざくざく切ったものでも。ここでは甘い品種ダッテリーニの有機トマト99 %、残りはお塩とオリーブオイルそれぞれ 0.5 %という贅沢トマトソースを使っています。なんでもフレキシブルに。そしてお好みのお味を見つけてください!オレガノは火山の島パンテレリア産がおすすめです。ふんわりミントのような、なんとも風味高い香りが広がります。
カルボナーラ Carbonara

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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みなさま、イタリアよりこんにちは!
37 度、日本と同様に猛暑のミラノよりお便りしています。
日陰でないと歩けないような暑さ、、、。ほどほど参っています。
来週からはやっと気温が下がるとか。待ち遠しくて仕方ありません。。。

そんな暑い折に適切かどうか?ですが、一昨日までイタリア転地保養にきていた福島の子どもたちと一緒にイタリア式カルボナーラを習いましたので、ご紹介できたら、と思います。
Instagram @ortodeisogni にてこの夏の保養の様子をご覧いただけます)

イタリアではベーコンでなく、グアンチャーレという豚の頬肉の燻製を使います。
脂身たっぷりのこのお肉を、じっくりじっくりと弱火で炒め、カリカリにするのです。
正直なところ、あまりにコッテリなので私はベーコンでする方が好みです。
ぜひ日本の美味しいベーコンで試していただたら幸いです。

暑さに負けないよう、しっかり食べて体力を!生クリームを使わないイタリア式カルボナーラ、みなさまに気に入っていただけますように。

カルボナーラ
材料 2 人分

黄身 3 個分
ベーコン 100 g
削ったペコリーノチーズ(パルミジャーノチーズでも)50 g
スパゲッティ 200 g

• ベーコンの塊をまず厚めに切り、そのスライスを細切りにしておく。
• 油は敷かずにフライパンに入れ、弱火にかけ、じっくりとカリカリにしていく。10 分ほどが目安。
• 卵の黄身を白味と分けてほぐし、ペコリーノチーズとよく混ぜておく。
• スパゲッティをたっぷりのお湯で茹で、茹で上がったら2のベーコンとベーコンから出た油とパスタをよく和える。
• その後すぐに3に混ぜ、よく絡め盛り付ける。

Buon Appetito!

スパゲッティは、ブロンズ鋳型で抜いて低温でゆっくりと乾かした高品質なものがおすすめです。味がぐんと良くなります。

お好みで、ペコリーノを振りかけても。また材料には書きませんでしたが、黒胡椒をきかせても。
じゃがいものニョッキ Gnocchi di Patate

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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みなさま、イタリアよりこんにちは!
今週もイタリア中部マルケ州メルカテッロという美しい街からお便りしています。
福島の元帰還困難区域に住んでいる等の子どもたちの心身の健康のために行っている、1 ヶ月間のイタリア転地保養のためです。
メルカテッロの方々はとても優しく親切な方が多く、「うちにトマトを採りにおいで」「自家製の生ハムを食べにおいで」など、子どもたちとともに、私自身もかなり貴重な体験をさせていただいています。

「明日、うちにニョッキとパスタを作りに来たら?」というお言葉に甘え、先日は子どもたちと一緒にニョッキとタリアテッレ作りを習いました。
今日は復習のために、子どもたちとまた一緒に同じものを作り、美味しくいただきました。
そのニョッキ作りのレシピをご紹介させてください。
小学生でもできるぐらいごく簡単ですから、ぜひチャレンジしてみてください!
ニョッキ作りの様子はインスタグラム @ortodeisogni をご覧いただけましたら幸いです。

じゃがいものニョッキ
材料 5 ~ 6 人分

じゃがいも 1 kg
強力粉 400 g
卵 1 個
(打ち粉は別)

1. じゃがいもを水から茹でて、串でスッと通るぐらいまで強中火で茹でる。
2. じゃがいもをザルに取って、粗熱を取り、皮を剥いて熱いうちにマッシャーなどで潰す。
3. じゃがいもと強力粉で山を作り、真ん中を凹ませて卵を1個割り入れ、混ぜていく。
4. よく混ぜたら10分ほど休ませる。
5. 1 / 10ぐらいの塊を大きめのまな板において打ち粉し、少しずつ手の平で少しずつ転がしながら直径 2 cmほどのロープ状にする。
6. また打ち粉をして 1 cmぐらいほどの幅に切って、くっつかないようにお皿に並べていく。
7. 沸騰したお湯にニョッキを入れ、浮いてきて 1 分ほど経ったら掬い上げ、お皿に盛り付ける。

写真はラグー(ミートソース)ですが、イタリアでは削ったパルミジャーノチーズ、バターと黒胡椒などでごく簡単にいただくことも多いです。お試しいただけますように!

Buon Appetito!
なすのコラトゥーラ風味 Melanzane al forno con Colatura

味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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みなさま、イタリアよりこんにちは!
ミラノを離れ、少し涼しいマルケ州に来ています。
私が代表を務めている NPO オルト・デイ・ソーニの活動にて 2 週間ほど滞在予定です。
オルト・デイ・ソーニは福島の子ども達のための団体で、イタリアで 2012 年より転地保養を行なっています。
帰還困難区域だった場所が昨年あるいは今年に開放され、その地に暮らす、あるいは生まれたなどの子どもを招待しています。
よろしければ、Instagram @ortodeisogni をご覧になってください!
マルケの豊かな自然の中で、たくさんの方々のご親切に触れながら日々を過ごしています。

今日はトマト畑に招待していただき、子ども達と熟したトマトを収穫させてもらいました!
昨日はナスときゅうりを収穫!夏野菜がおいしい季節ですね!
今回もごく簡単なシンプルレシピをご紹介させてください。
旬の茄子をたくさん召し上がれますように!

なすのコラトゥーラ風味
1. 洗ったなすをアルミフォイルで包み、200°のオーブンでたまに回転させながら 1 時間ほど調理します。
2. 粗熱が取れたら、半分に切って中身を取リます。
3. コラトゥーラ少々とオリーブオイルで和えます。
お好みによって塩を加えてください。

Buon Appetito!

*コラトゥーラとは、カタクチイワシ(アンチョビ)の熟成している際にできたエキスで旨味成分が詰まっています。アジアの魚醤より臭みが少なく、スッキリした風味です。
内臓など綺麗に掃除したアンチョビから作るため、そうなのだと思います。
コラトゥーラを選ぶ際は、塩味が少ない、旨味成分が多いものを選んでください!
アサリのタリオリーニ からすみ風味 Tagliolini alle Vongole con Bottarga

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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みなさま、イタリアよりこんにちは!
いよいよ 8 月ですね、イタリアは 6 月と 7 月の酷暑に比べて、今のところ最高気温 30℃ ぐらい、ほとんどの時間が 20℃ 台と過ごしやすい日々です。

ここミラノの街にはすっかり人が少なくなり、ゆったりモードが流れています。
レストランやお店も 1 ヶ月のお休みに入り、閉まっているところが多くなりました。

先週末、日本から友人がきてリグーリアの海辺で過ごしました。
その際に、今日ご紹介するアサリ(ボンゴレ)のパスタを 2 度いただき、いかに自分がこのパスタが好きか実感!
ここでまだご紹介していなかったことに気づき、パスタをスパゲッティでなくタリオリーニ(平たい細いパスタです)で作ってみました。

サルデーニャ島ではアサリのパスタに、からすみパウダーが振られてよく出てきます。
海の香がさらに高まり、とてもおいしくなります。
からすみパウダーがない時は、イタリアンパセリを刻んで振りかけます。
また時には、アサリと一緒に唐辛子を入れて辛くする時も。

材料はお好みの量で調節できるため、記載しませんでした。
ニンニクも、アサリたっぷりでも美味しいですし、オリーブオイルとトマト多めでも美味しいです。
ぜひお試しいただけますように!

アサリのタリオリーニ からすみ風味

• 海水ほどの濃度の塩水でアサリを砂抜きをする。
• お鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を入れてタリオリーニを茹でる。
• 茹でている間に鍋にオリーブオイルを熱し、みじん切りのニンニクを入れ、香りがたったらアサリとミニトマト(ここでは黄色のダッテリーニ)を加え、蓋をする。火加減は中火。
• トマトが柔らかくなり、少しアサリが開いてきたら、白ワインを加える。( 2人分だったら 50 ccほど )
• アサリがしっかり開き、トマトにも十分火が通ったら塩を加え、茹で上がったパスタと和える。茹で汁を少しアサリに加えると、パスタと一体化しやすい。
• お皿に盛り付け、からすみパウダーをかけたら出来上がり!

Buon Appetito!

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