FOG JOURNAL

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UNIVERSAL BAKES AND CAFE

fog shop の近くにあるおすすめお店をご紹介。ぜひ帰り道に立ち寄ってみてくださいね!


fog のすぐそばにあるボーナストラックという商業施設の脇道を、保育園や素敵な温泉宿を眺めながらのんびりと歩くと UNIVERSAL BAKES AND CAFE はあります。住宅街の中にぽつんとあるチャーミングなお店。そこがなんと 朝 8 時半から open しているベーカリーだったとは。


ちょうどお昼前に訪ねたのですがショーケースの中には美味しそうなタルティーヌやフォカッチャ、スコーンなどがいろいろと。
店内で食べることもできるし、もちろんお持ち帰りもできるそう。
他にも時々契約農家さんから届く美味しい野菜もあったりして楽しいのです。
今日はオクラがのったカンパーニュとキノコのフォカッチャをいただきました。
どちらも美味しくて、他のパンもきっと美味しいはず!と確信した次第。



こんなお店が家の近くにあったらしょっちゅう通いそう!

Emma Kate Co. in Australia 

fog の製品を取り扱ってくださっている海外の素敵な shop をご紹介。
かわいらしい女性が運営する Emma Kate Co. はオーストラリア、メルボルンにあるオリジナルステーショナリーの shop 。 エマが旅先で fog の商品と出会って、スーツケース半分を埋め尽くすほどの商品を持ち帰ったこときっかけで、お取引が始まったのです。彼女の shop には乙女心をくすぐる素敵な商品がたくさんありました。


Emma Kate Co.
お店をオープンしたのはいつですか?
When did you start your store?

2020年12月にオープンしました。ステーショナリーブランドとして成長していくために、スタジオと倉庫を兼ねた広いオフィススペースを探していたところ、たまたまショップフロントもあるこの美しいスペースに出会いました。お店をオープンすることは想定していませんでしたが、本社移転のニュースを Instagram でシェアしたところ、私たちの大切なお客様から「Emma Kate Co.のお店はいつオープンするの?」というコメントをいただきました。そこで、当初予定していたスタジオやショールームではなく、ショップフロントを利用してポップアップストアのトライアルを行うことにしました。オープン後、私たちはすぐにこのお店を気に入り、ポップアップではなく、常設のお店にすることにしました。2 年経った今、この美しいブティックがない生活は考えられません。今後は、さらに美しいものへと成長、拡大する計画を立てています。
We opened our petite boutique in December 2020. We were looking for a new and bigger office space to accommodate our growing stationery brand's studio and warehouse, and we happened to come across the most beautiful space that also included a shopfront. We didn't imagine opening a store, but when we shared news of our new HQ on our Instagram page, suddenly all of our beautiful + loyal customers were asking "when is the Emma Kate Co. shopfront opening?!" and commenting that they couldn't wait until local and international borders opened, so that they could come and visit us! We decided to use the shopfront area to trial a pop up retail store (rather than the studio / showroom space we had originally planned). After opening, we instantly loved our petite boutique so much that we decided to make the popup much more permanent! Two years on, we couldn't imagine life without our beautiful boutique and we are making plans to grow and expand this part of our business into something even more beautiful.



Q.fog linen workを知ったきっかけは?
How did you get to know fog linen work?

きっかけは、一消費者としてです。 新婚旅行で訪れたタスマニアで、地元の素敵なブティックを覗いた時に、美しい真鍮の商品に出会ったんです。一目ぼれしてしまい、スーツケース半分を埋め尽くすほどのフォグリネンワークの商品を持ち帰りました。そして休暇あけ、すぐに取引申請をしました!
As a customer! I came across the beautiful brass pieces when on honeymoon in Tasmania and browsing some beautiful local boutiques. It was love at first sight for me, and I took home half a suitcase full of beautiful Fog Linen Work wares. When I returned back to work from our holiday, I instantly applied to become a stockist too!


Q.あなたのお店はどんな感じですか?取り扱っている商品についても教えてください。
How do you describe your store and what are you carrying?

私たちのお店は、ステーショナリーとライフスタイルのショップです。グリーティングカード、ノート、ジャーナル、ペン、手帳、美しいアクセサリーなど、私たち自身がデザインし、製造した文房具を中心に取り扱っています。それに加えて、キャンドル、インテリアファブリック、ホームグッズ、ジュエリー、トラベルアクセサリー、ギフトなど、国内外の美しいライフスタイルやホームウェアのブランドを厳選して取り扱っています。
We are a stationery and lifestyle boutique. We mostly carry our own stationery products that we design and manufacture ourselves, including greeting cards, notebooks, journals, pens, planners and beautiful accessories. To complement our own offering, we stock a considered curation of beautiful Australian and International lifestyle and homewares brands, such as candles, soft furnishings, home goods, jewellery, travel accessories and gifts.


Q.オリジナルアイテムはありますか?(ある場合、それらは何ですか?)
Do you have original items? (if yes, what are they?)

はい、ステーショナリーグッズはすべてオリジナルです!
Yes, all of our own stationery goods!


Q.Fogのお気に入りの商品はなんですか?どういうところが好きですか?
What is your favorite fog linen item? How do you like it?

ブラストレイがお気に入りです。ジュエリートレイやピラーキャンドルホルダーとして愛用しています。
The brass trays. I adore using these as jewellery trinket trays and to hold pillar candles.

酒粕クリームのパスタ Spaghetti con Crema di Sake Kasu

素晴らしいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。

casa morimi のYouTube はこちらから。

酒粕クリームのパスタ

みなさま、イタリアよりこんにちは!
イタリアは突然気温が冷え込み、ブーツやコートなどの秋の着こなしを見かけるようになりました。

そうなると突然、いただきたくなるのが麹もの。
体調を整えるためにも、1 日 1 麹、つまり毎日、麹を摂ることを心がけています。
お味噌汁の他に、甘酒、そして酒粕を使ったお料理など。

良い菌は身体を強くしてくれるような気がするのです。

酒粕を使って、時にクリームソースもどきを作るのですが、今回はその簡単パスタソースをご紹介させてください!
お口にあいますように。

材料(約 1 名分)
パスタ 80 g
ねぎ 1 本
じゃこ お好みの量
酒粕 大さじ 1
オリーブオイル 適量
塩 適宜

つくり方
1.鍋にたっぷり湯をわかし、沸騰したら塩を加え、お好みのパスタを入れる。
2.酒粕を 1 の茹で汁でのばす。同量か、1.5 倍ほどのお湯が目安。
3.フライパンを中火にかけ、オリーブオイルをひき、切ったネギを炒める。
4.しんなりしてきたら、じゃこを加えよく炒める。
5.2 の酒粕を加え、塩を加え、全体によく混ぜたら火から下ろす。
6.茹であがったパスタの茹で汁を少し 5 に加え、ざるにあげたパスタと和えてできあがり。

●普段は大量のネギを使って作ります。今回は材料を買い忘れており、少々少なめです。
●お好みで生姜を入れても。
私はよく実山椒を最後に加えます。
*スパゲッティは、ソースがよく絡むブロンズ鋳型で抜いたものがおすすめです。
またイタリア産小麦 100 %、そして低温でじっくり時間をかけて乾燥させたパスタはやっぱり美味しいのでおすすめです。
白髭シュークリーム工房

fog shop の近くにあるおすすめお店をご紹介。ぜひ帰り道に立ち寄ってみてくださいね!


こちらは、そうなのです。
あの宮崎駿の映画「となりのトトロ」に登場するトトロです。
下北沢の fog shop のすぐ近くにはあのトトロのシュークリームを販売しているお店、白髭シュークリーム工房があります。
fog shop がある通りと並行した道、fog shop より一本駅から離れた道をしばらく歩いて、左を見上げるとある大きな木が目印。


緑に囲まれた古い一軒家でなんだか本当に宮崎駿の世界に入ったみたいです。


今日は葉っぱののったカスタード味と帽子がのったチョコレート味を買ってみました。
とってもかわいいのだけど食べる時が問題。
なんだか、かわいそうなのですよ。
わかってはいたことなのですが、しばし、悩む。
でも、食べるために買ったのだからごめんねって声かけて(笑)いただきます!

レタスのハチミツ風味ソース Sucrine & Sauce au miel

素晴らしいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。


レタスのハチミツ風味ソース

みなさん、イタリアよりこんにちは!
今回は、9 月の頭に訪れた南仏のカフェでいただいたサラダのレシピをご紹介できたら、と思います。

Sucrine(シュクリーヌ)という南仏の伝統野菜のレタスがあることを今回の旅で初めて知りました。
そしてそのサラダに添えられていた、ハチミツのソースがバルサミコベースで、レタスとの組み合わせがとてもおいしかったので、ぜひ作ってみてください!

南仏でのマルシェの豊かさ、蚤の市の楽しさは格別でした!
(よろしければ、2 回にわたり YouTube にてご紹介中ですのでご覧いただけたら嬉しいです!)
イタリアとは雰囲気も、またお料理も一味も二味も違って楽しい経験、またいつか戻れたらなぁ〜と思いながらこのサラダをミラノに戻ってきて再現しました。

お口にあいますように!

材料(約 2 名分):
レタス 1 個
赤玉ねぎ 1 / 4 個
クルミ 大さじ 2
スライスアーモンド 大さじ 2

バルサミコ酢 大さじ 1
ハチミツ 小さじ 1
エキストラバージンオリーブオイル 小さじ 1

作り方
• レタスを洗い、丸ごと食べやすいサイズに株の部分から切ります。
• 砕いたくクルミ、アーモンドスライス、細かく切った赤玉ねぎを散らします。
• バルサミコ酢、ハチミツ、エキストラバージンオリーブオイルを混ぜて添えます。

*オリーブオイルは高品質なもので、お好みのものをチョイスいただけたら、と思います。
*バルサミコ酢は、添加物のないナチュラルなものを。5 年以上熟成している場合には、ハチミツの量を少なく。おすすめは 2 年樽熟成ぐらいの、軽やかでフルーティな美味しさのものです。
*クルミは殻から割って使えたら、よりおいしくなりますね。
Nalata Nalata in NY USA

fog の製品を取り扱ってくださっている海外の素敵な shop をご紹介。
今週は NY にある Nalata Nalata です。こちらは世界中の素晴らしい工芸品、日本からは杉のトレイや作家ものの陶器、鉄瓶など美しいデザインのアイテムが揃っています。fog からはキッチンクロスやバスケットなど。そしてリトアニアで手編みされたニットのコースターは彼らのオリジナル。何か特別な思いがあるようです。


Nalata Nalata
Q.お店をオープンしたのはいつですか?
When did you open your store?

2014年です。
2014

お店を始めたきっかけは?
How did you start your store?

情熱、運そして人間関係
Passion, luck and relationships


あなたのお店はどんな感じですか?
How do you describe your store?

ハンドメイドアイテムに特化した現代的なクラフトギャラリーです。
We are a contemporary craft gallery specializing in handcrafted items.


オリジナル商品はありますか?
Do you have original items?

はい、たくさんあります。
取引先のブランドやアーティストとコラボレーションアイテムを作ることも好きです。
Yes, many. We also like to create collaborative pieces with the people we work with.

fog linenを知ったきっかけは?
How did you get to know fog linen work?

fogの商品を使っていて知りました。
By using their works.


fogのお気に入りの商品はなんですか?どういうところが好きですか?
What is your favorite fog linen item? How do you like it?

いまは、Nalata Nalata のためにオリジナルのデザインで作ってもらったクロシェ編みのバラのコースターが
お気に入りです。バラはニューヨークの州花で、私たちにとって大きな意味があるのです。

Right now, their knitted rose coasters they make exclusively for Nalata Nalata. The rose is the
official flower of NY State, so it has a lot of meaning for us.

fog linenに今後期待することは何ですか?
What do you expect fog linen to produce for future?

毎日を彩るインスピレーション
Inspiration for everyday.
Homesong Market in Kansas USA

fog の製品を取り扱ってくださっている海外の素敵な shop をご紹介。
今回はカンサスシティにある Homesong Market のアマンダが私たちの質問に答えてくれました。
4 人の子どもの母親である彼女。
その彼女の暮らす家の中にはあちこちに fog の製品があるのだそう。
shop もそんな賑やかな家庭のような温かみのある素敵な場所。
季節を通じて使える魅力的なアイテムをたくさん揃えています。


Homesong Market
Q.お店をオープンしたのはいつですか?
When did you open your store?

2019年の秋、"Homesong Market"をオンラインでオープンしました。
4 人目の baby、マチルダがうまれたあと、事務所を私のダイニングルームのテーブルから、近くの実店舗の場所に移動してお店を拡大することにしました。
少しづつチームを大きくしていき、商品を増やして、季節を通じて気持ちのこもった家庭時間を楽しめる夢のようなショップができあがりました。
In the autumn of 2019 while operating out of our home, I opened my shop, Homesong Market, online. After welcoming our fourth baby, Matilda, I chose to expanded the shop in several ways, moving headquarters from my dining room table, to a neighborhood brick and mortar location nearby. One by one we grew our team and expanded our offerings, creating my dream shop that celebrates mindful homemaking through the seasons.


Q.fog linen workを知ったきっかけは?
How did you get to know fog linen work?

もう 10 年近く fog のファンなのですが、Kinfolk で美しい製品について読んだのが最初です。
その後すぐにオンラインショップで、自宅で使うためのリネントレーやベーシックなキッチンクロスなどをはじめて購入しました。そして2017 年に夫のアンドリューと日本を旅行し、fog の実店舗を訪ねたのです。
残念ながらお店は閉まっていたのですが、手書きのメモが貼ってあるのを見て、とてもチャーミング!と思ったのを覚えています 。
窓から覗き込んで、その空間の美しさに浸りました。
当時も今も、その意図的なミニマリズムは私にインスピレーションを与えてくれます。
実際にfogのお店を見たことは、本当に特別で、心を動かされました。
間違いなくそのおかげで、お客様にもっと感覚的な体験-見たり、香りを感じたり、商品に触れたりする機会を提供することができる実店舗オープンに踏み出すことができました。
I have been a fan of Fog Linen for almost a decade now, first reading about their beautifully crafted products in Kinfolk magazine. I made my first purchase from their online shop shortly thereafter, ordering simple, everyday items like their linen trays and basic kitchen cloths to use at home. In 2017 my husband Andrew and I traveled to Japan and we made a point to visit their physical store. Sadly it was closed, but I recall seeing a handwritten note sharing the shopkeeper was out to lunch, which I found so charming! I peered through the windows and soaked in the beauty of the space. The intentionality and the minimalism inspired me then, and does today. Seeing the shop in person was really special and inspirational. It definitely helped me make the jump from moving my online shop to a physical retail space, offering my customers the opportunity to see, smell, and touch all that we offer with a more holistic and sensory experience.


Q.Fogのお気に入りの商品はなんですか?どういうところが好きですか?
What is your favorite fog linen item? How do you like it?

選ぶのが難しいわ!
真鍮のミニマルな金具やボウル、コーティングトレイやポットホルダー、ストライプのシャンブレーブランケットがとてもお気に入りです。
実は、我が家には fog の商品があちこちにあるのですが、どの商品も使い込むほどに美しさを増していくんです。fogの商品は、本当にすっきりしていて万能だと思います。
Hard to say! I really love the minimal brass hardware and bowls, linen coated trays, pot holders, and chambray linen blankets in both stripe colors. Truthfully, we have Fog Linen goods all over our home, and each piece has only grown more beautiful with use over time. I think it’s really neat how versatile many of their products are.



Q.今後、fogにどんな製品を望みますか?
What do you expect fog linen to produce for future?

いろいろなリネンの生地やカラーバリエーション、真鍮のキッチンツール、そして将来的には編みかごも欲しいと思っています。
日本中、特に京都のお店などでで見かけるハンドメイドの編みかごをぜひ扱ってほしいです。
I foresee more linen fabric options and color-ways, perhaps more specialized brass kitchen tools, and maybe in the future, woven baskets. I would love for them to carry handmade woven baskets that you see in shops all over Japan, Kyoto specifically.
ANJALI

fog shop の近くにあるおすすめお店をご紹介。ぜひ帰り道に立ち寄ってみてくださいね!


なぜだか今日はどうしてもカレーが食べたい!という日はありませんか?
スパイスの誘惑なのか魔法なのか。
カレーが頭から離れない時があります。
そんな時、とってもおすすめなのが fog から歩いてすぐの ANJALI です。
数段の階段を降りる前にもういい香り、ああ!私が求めていたのものはこれだったんだ!と気持ちが高鳴ります。


隠れ家のような店内のカウンターに座ってメニューをチョイス。
メニューは至ってシンプルで、カレーが 1 種類か 2 種類。
そしてカレーの種類を選ぶだけです。
今日はチキンカレーとエビカレーの 2 種類の方を。
お値段 ¥ 1,300 で丁寧に作られたカレーはどちらも絶品。
営業日はぜひインスタグラムをチェックしてくださいね。


パンテレリア風サラダ Insalata Pantesca

素晴らしいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
casa morimi のYouTube はこちらから。

パンテレリア風サラダ

イタリアよりこんにちは。
本日、シチリアはパンテレリア島から戻ってきました。
シチリア島とチュニジアの間にある小さな島、パンテレリア。

島の名産・ジビッボぶどうの収穫のタイミングにやっと行けました。
ジビッボぶどうは、イタリアで一番甘い品種で、まさに夢の味!
昔からこの地に伝わる、古来種のぶどうです。

ジビッボ 100 % のスプレッドと、干し葡萄のモスト漬けを作るのを見せてもらったのですが、膨大な手間を厭わない、生産者さんの丁寧な仕事ぶりに改めて感謝と敬意を持ちました。

生産者のボノモさんに昨日作ってもらった、パンテレリア風サラダをご紹介させてください!

島のもう一つの名産・ケッパーをたっぷり使ったサラダです。

材料(約 2 名分)
茹でたじゃがいも 3 個
トマト 2 個
塩漬ケッパー 大さじ 1
オレガノ 小さじ 1
(赤玉ねぎ 1 / 2 個)
オリーブの実 適量
塩 適量
エキストラバージンオリーブオイル 適量

作り方
• 茹でたじゃがいもとトマトを食べやすいサイズに切ります。
• 流水で塩抜きして水気を切ったケッパーを振りかけます。
• オリーブの実をちらします。
• オレガノを少し揉んで香りをたてて、全体にちらします。
• おいしいエキストラバージンオリーブオイルをたっぷりかけてどうぞ!

*写真は、赤玉ねぎを使っていないバージョンですが、スライスした赤玉ねぎを加えても Good!
*ケッパーは酢漬けでなく、コリッとした塩漬けのタイプを。おいしさが全く違います。
*写真ではオリーブの代わりに、ケッパーの実(ククンチ)を使用。またケッパーの葉をお湯と酢で茹でたものも少し使っています。
*オリーブとケッパーに塩が多いので、塩は控えめにどうぞ。
荻原美里さんインタビュー

画家・イラストレーターとして活躍する荻原美里さん
美しく、透明感があり、見る人の心を掴んで離さない荻原さんの絵が fog のリネンにプリントされてハンカチとバッグになりました。その発売を記念して 9 / 26 ( mon ) から fog 2nd FLOOR で 「misato ogihara exhibition 」が開催されます。
荻原 美里さんはどんな方なのでしょう?そして素敵な絵はいったいどのようにして生まれるのでしょうか?


荻原さんは現在東京のご自宅と、山梨・甲府にあるアトリエの 2 拠点生活を送られています。
先日甲府のアトリエに伺って、いろいろお話を伺いました。
今日はその時のインタビューをお届けします。

(関根)
私が荻原さんのことを知ったのは、本屋さんで素敵な本の表紙をみつけて、手に取ると表紙の絵が荻原美里さんということが続き、とても気になっていたのです。それでinsta をフォローさせていただいたら、荻原さんからコメントいただき、その後、六本木 ミッドタウン内のSMP と神田の水犀での展覧会を拝見して、fog とのコラボをご相談しました。


(関根)
荻原さんはどういうきっかけで、今のようなお仕事をされることになったのですか?
(荻原)
美術大学でデザインを勉強した後、会社に入って舞台美術の仕事をしていました。オペラやバレエの背景画、発泡スチロールを彫刻して大きなオブジェを作ったり、なんでも作っていましたね。空間づくりが好きだったので楽しかったです。20 代は並行してフリーランスでパッケージや広告のデザイン、レストランの壁画の仕事もしてました。でも時代的に舞台美術の仕事が少なくなり、会社を退職しフリーランスのイラストレーターの仕事をしながらギャラリーで営業の仕事をしたり、料理も好きなので、レストランで働いたりも。そのころお誘いを受けたグループ展で自分の絵のポストカードを友人が買ってくれたのです。その友人がポストカードをどなたかにお出ししたのですよね。そしてその受け取った方がとても気に入ってくださり、個展をやってみませんか?とお誘いいただきました。小さなポストカードの絵がきっかけで、そこから作品を発表する機会が増え、いろいろな方に知っていただき、仕事が増えたのかもしれませんね。


(関根)
いろいろなお仕事をされてきたのですね。今は職業は画家ということになりますか?
(荻原)
そうですね、個展をするときはやはり画家なのかな。自分で表現して伝えたいものがあるので。装画の仕事に関しては、画家というよりイラストレーターという気持ちが強いですね。いろいろな方と関わりをもって作って、商品として販売するものなので。装画の仕事を始めたころは、よく出版の方に「描き下ろし(本を読んだ上でイメージして絵を描くこと)は大丈夫ですか?」と聞かれることが多かったのですが、「全然大丈夫です。」と。

(関根)
装画のお仕事、たくさんされていますよね。本屋さんに行くと荻原さんが描かれた本の表紙にいつも心惹かれます。
(荻原)
嬉しいです。本は最近デジタル化で、売れなくなってきているという話も聞きますが、やはり表紙を見て、読んでみようかなと手に取って、自分の本棚に残しておきたいと思っていただけると嬉しいです。


(関根)
さまざまな装画のお仕事、どんな風に描かれるのですか?
(荻原)
装画の依頼を頂いたら、まず本を全て読みます。出版社の方ではじめからしっかりと表紙のイメージが決まっていることもありますが、実はまったく決まってないことのも多いのです。そういうときは読んで読んで読んで、2 ~ 3 パターンくらいの下絵を描いて、そこから選んでいく感じですね。翻訳された海外小説の表紙を描くことが多いのですが、写真などを見て描くというよりは、ストーリーからイメージして描くことが多いです。 洋服や建物などに関してはその時代の参考資料を見ています。

(関根)
今まで描かれた表紙でお気に入りのものは?
(荻原)
どの作品も思い入れがありますが、フェルナンド・アラムブルの「祖国」は上下巻あって、同じ窓を描いている表紙なのですが、上巻は「家の中の窓から外を見た雨の風景」、下巻は「晴れた日に外から見た家の窓の中の風景」を描いています。 ベルンハルト シュリンク「オルガ」、エマ・ドナヒュー「星のせいにして」、 ジャネット・スケスリン・チャールズ「あの図書館の彼女たち」、辻仁成「十年後の恋」も好きです。「十年後の恋」はカバーをとった中の表紙も描いていいます。気付いていない人もいるかもしれませんが。笑


(関根)
荻原さん自身がお好きな作家さんは?
(荻原)
アルベール・カミュが好きです。あとは20代のころ村上春樹さんのエッセイ「遠い太鼓」がとても好きでした。旅のエッセイとかも好きですね。

(関根)
荻原さんの展覧会についてお伺いします。私が見せていただいた展覧会、深く心に響くものだったのですが、どういうふうに構成されるのでしょうか?
(荻原)
まずは会場の図面を頂くところから。そしてその空間に必ず足を運びます。場所を見ないと描けなくて。そして壁の写真を撮って、壁ごとに展示をイメージしていくのです。絵を描く前に展覧会のテーマは決めています。8 月の六本木の展覧会の時には、「大切な時間」というテーマで、いらしてくださる方はどんな絵を見たいかなとまずは考えました。 まずは沖縄、北海道など一番遠くから飛行機のチケットを取ってドキドキしながら会場まで来てくださるお客様を想像して、やはり来て良かったと思っていただけるように。私にできることといえば、絵を描くことなので、皆さんの心の底に何か強い力が与えられたらなと。そして、笑顔で前向きに、楽しい人生を歩んでいただけたらといつも思っています。


(関根)
fog でのイベントでは絵を描くワークショップを開催されますね。
(荻原)
ワークショップは教えるというよりは、みんなで楽しく絵を描こう!と思っています。今回「空」というテーマもあるのですが、参加するみなさんに描きたい空をご用意していただくので、イベントに参加することをきっかけに、みなさんが上を向いて空を見る機会が増えたらいいなと思います。私は毎朝 4 時半くらいに起きて空を見るのですが、朝の空はドラマチックに変わるんですよね。空を見るのが好きなので、「空」をテーマにしたワークショップをやりたいと思っていました。
( ワークショップは定員に達しています)

(関根)
今回のイベントで販売予定の商品を見せてください。
(荻原)
ポストカードを同じ絵柄の切手付きで販売します。あと、ポスターは今回はじめて販売します。気軽に飾れるポスターがあったらいいかなと。辻仁成さんの「十年後の恋」の本の中に使われた凱旋門の上から見下ろしたパリの風景です。
( 切手は正式なもの。使う事ができます)



(関根)
イベントでは美味しいものの販売も予定されてますね。
(荻原)
主人(荻原賢樹さん)もアーティストなのですが、パンやお菓子の製造を始めて、イベントでは野菜酵母のパンや焼き菓子の販売をする予定です。
(関根)
今日ごちそうになったランチとおやつもとってもおいしかったです!


(関根)
イベントにご参加頂く SAZANAMI COFFEE とはどんなご縁で?
(荻原)
SAZANAMI COFFEE の沢田さんとは、私が昔働いていたレストランの友人の紹介で知り合いました。出張バリスタをされていて、コーヒーが飲みやすく美味しかったのです。あと彼の考え方にも共感していて、コーヒー豆の売り上げをビーチクリーンの団体に寄付する社会貢献活動をしたり、地元の人たちを巻き込んでポップアップを企画したり。コーヒーを通して、彼の地元の藤沢を盛り上げる活動に取り組んでいます。その行動力も素晴らしいと以前から思っていたので、今回のイベントにお誘いしました。


(関根)
今回のイベント用にご用意頂いたコーヒー豆のパッケージもとってもかわいいですね!
(荻原)
イベント用に 2 種類用意しました。猫ちゃんの方にはモデルがいて、「あじちゃん」という猫なんです。今回のパッケージ、実は依頼されたわけではないのですが、私が勝手にデザインしてしまいました(笑)。

(関根)
今回の fog との商品についてですが、ハンカチは「犬との暮らし」、「猫との暮らし」がテーマですね。
(荻原)
動物が大好きなんです。子供のころはずっと猫を飼っていました。鳥とヤギを飼っていたこともあります。ラブラドールレトリバー、ベージュのプードル アンジェラ、現在はプードルのロアと暮らしています。絵の中にも鳥や犬、猫、人間など生き物を描くことが多いです。生き物がいないとただの風景になってしまいますが、生き物がいると空気の中に体温を感じられる、温かみが出るんですよね。


(関根)
ハンカチは小さく配置されたイラストがとても素敵。すぐにデザインをご提案頂きましたが、考えられていたのですか?
(荻原)
こういうのを考えるのが好きなんです。こんなのがあったら自分も欲しいかもと思ったり。ハンカチは気分によって表に見える面を変えて使ってもいいですよね。あと、服と靴が好きなので。洋服や靴の絵は自分の持っているものを描いています。



(関根)犬や猫、風景など実際のモデルさんや場所があるのですか?
(荻原)ハンカチに描いた犬・猫ちゃんたちにはモデルがいる子もいます。ソファで寝そべっているボーダーコリーの子はこの間会ってきました!緑色の箱にはいった猫ちゃんもモデルがいますよ。バッグ『猫と一緒』には特にモデルさんがいないのですが、シャムネコを描いています。バッグ『森の家』は、私が森が大好きなので家は想像で描きました。バッグ、とても使いやすいサイズです!このサイズのバッグあるようでない。必要なものは入るので、ちょっとそこまで気分転換に出かけるときなどに使えそうです。


(関根)
今回のコラボの商品にはいくつかの短い文章が書かれていますね。どのテキストも心に響きます。
(荻原)
言葉の力はすごいと思っていて。言霊ともいうじゃないですか。言葉と絵の両方があると、もっと世界に入って頂けるかなと思うんです。カミュの 「Live to the point of tears. 涙が出そうになるくらい生きろ」という言葉は一番好きな言葉かもしれないですね。みんなくじけないで必死に走ろうよというような感じ、これは雪の中を走っている絵「day in the life」に添えた言葉でした。言葉やタイトルは絵を描き終えた後に付けています。


(関根)
今日は素敵なお話をありがとうございました。 fog とのコラボの商品、とても素敵なものになり、嬉しいです。来週からのイベント、どうぞよろしくお願いいたします。

撮影・清水奈緒


misato ogihara exhibition

date : 9 / 26 ( mon ) ~ 9 / 30 ( fri ) 12 : 00 ~ 18 : 00
place : fog 2nd FLOOR 世田谷区代田 5 - 35 - 1

画家・イラストレーターとして活躍する荻原美里さんにデザインをお願いしたリネンのハンカチとバッグの発売を記念してfog 2nd FLOOR にてイベントが開催されます。

リネンのハンカチとバッグの他に小さな原画の展示販売とポストカード、ポスター、そして荻原さんのアトリエがある山梨で作られたパンとお菓子 ( パンの販売は 26 日のみ )、荻原さんのドローイングをパッケージにした coffee 豆の販売 ( 数量限定) など、どれも少量ですが販売する予定です。
26 日は SAZANAMI COFFEE の沢田さんが試飲のためのコーヒーを淹れてくださいます。こちらは無料になります。
また 30 日には fog のショップで焼き菓子が人気の One. のお菓子も並びます。
ぜひエコバッグご持参でおでかけくださいね。

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