FOG JOURNAL

オクラとアボガドのサラダ Insalata di Okura e Avocado


みなさま、イタリアよりこんにちは!
いよいよ6月ですね。
イタリアは街中にジャスミンの花が芳しく、
つい足をとめて香りを楽しみたくなります。

先日エスニックな野菜が多く置いてある市場に
足を伸ばし、オクラを買いました。
夏が近づくと、ネバネバお野菜がいただきたくなります。

あと一品、という時によく登場する、
キュウリとアボカドのサラダを今回はオクラで。
質の高いオリーブオイルと鰹節はとってもマッチします。
ぜひお試しになってみてください!


Insalata di Okura e Avocado
オクラとアボガドのサラダ

【材料 全て適量】
オクラ 
アボガド(ほどよく熟れたもの)
鰹節
お醤油
オリーブオイル

【作り方】
1.オクラを茹でて冷まし、適当なサイズに切る。
2.アボカドを食べやすいサイズに切る。
3.1と2をお皿に盛り付け、鰹節をのせる。
4.オリーブオイルとお醤油をかけて召し上がれ。
   
*お醤油も美味しいものだったら最高ですね。アボカドだけでする場合にはワサビもよく合います。

Buon Appetito!
ズッキーニのバルサミコとハーブ風味 Zucchine alla Griglia con Aromi e Aceto Balsamico


みなさま、イタリアよりこんにちは!
ミラノもやっと気持ちの良い季節になりました。
日が延びて 21 時ぐらいまで明るく、外にのんびりいられて肌を優しく撫でていく優しい風のひとときに幸せを感じます。

灼熱の夏がやってくるまでしばしこの季節を満喫したいと思います。

今日は先日トスカーナ人(イタリア人は、どこ出身かをこう表現します)の友人の家で教えてもらったレシピをご紹介させてください。
とても簡単。気軽にお試しいただけたら嬉しいです。

フィレンツェの名家で生まれたご夫婦の家族のレシピ、そして歴史ある骨董コレクションなどを YouTube に収めております。
実際にどう料理するかぜひご覧いただけたら幸いです。

La Cucinetta Channelミラノの邸宅にてトスカーナ料理 家族に受け継がれるレシピとアンティーク食器【Italy Vlog #77】

ズッキーニのバルサミコとハーブ風味
【材料 全て適量】
ズッキーニ 
ニンニク
塩・胡椒
パセリ
乾燥オレガノ
乾燥マジョラム(あれば新鮮なもの)
オリーブオイル
バルサミコ酢

【作り方】
• ズッキーニを洗い、縦に切る。
• グリルに並べ、程よく色が着いたら胡椒を挽く。
• 両面焼き上がったら、お皿にとっていく。
• パセリとオレガノ、マジョラム、生ニンニクを一緒に細かく刻む。
• 焼き上がったズッキーニごとに 4 をふりかけ、塩・胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢をかけていく。

*ハーブソルトがあれば、パセリの他はハーブソルトを使っても。
バルサミコ酢はここでは 2 年熟成ぐらいのまろやかながら爽やかな風味がおすすめです。

Buon Appetito!
キャベツとしらすのブルスケッタ Bruschetta con Cavolo Capuccio e Bianchetti giapponesi


みなさま、イタリアよりこんにちは!
日本とは大違い、まだセーターを手放せないイタリアです。
悪天候でエミリア・ロマーニャ州に多大な被害が出たり、こんな 5 月はない、と心配になるほどです。

そんなお天気を吹き飛ばすべく、市場に行ってはおいしいものをいただいています。

今日は横浜は山手の素敵なパン屋さん On the Dish さんに教えていただいたレシピを。
もともとは料理家の中川たまさんのレシピをインスタでご紹介されていました。

私たちも作ってみて大ファンに。
今回はちょっとイタリアのブルスケッタ風にアレンジしました。
よろしければ、オフィスで皆で作った you yube の動画がありますので、ピスタチオといちごのブルスケッタともども、ご覧になってみてください。

簡単で美味しいので、みなさまにもご紹介させてください!

キャベツとしらすのブルスケッタ

材料 2 人分
バケット
にんにく
キャベツ

しらす
ディル
レモンオリーブオイル
(なければオリーブオイルを使って、レモン汁を)

1. バゲットをこんがりと焼き、にんにくをこすりつけます。
2. キャベツの千切りに、しらすとディルを加え、塩で調味します。
3. レモンオリーブオイルで和え、バゲットにのせてできあがり。

Buon Apetito!
*塩味はしらすの繊細さや甘みを楽しめるよう、ごく控えめにしてみてください。
レモンオリーブオイルがない場合に使用するレモン汁は酸っぱくならないように、加減して加えてください。
ペペロナータ アンチョビ添え Peperonata con Acciughe

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
みなさま、イタリアよりこんにちは!
雨模様のミラノからお便りしています。

日照りが続いて農作物が心配でならなかったので恵みの雨。
気持ちも潤ってくるようです。

イタリアには雨季がないので、夏までの 5 月、6 月は一番美しい季節でもあるはずですが、なかなか暖かくならず、薄いコートを手放せずにいます、、。
初夏よ早くきて〜、と毎朝着替える時に心の中でつぶやく日々です。(笑)

さて!今日ご紹介するのはコツを覚えてしまえばごく簡単なペペロナータ。
パプリカが、ぐん、と別物のようにおいしくなります。

イタリアでは、パンにたっぷりとバターを塗って、その上にアンチョビを載せる、アンチョビバターが昔からの定番レシピであります。
今回はそこからヒントもいただき、バターをパンにしっかり塗りました。

ぜひ試していただけたら嬉しいです!

ペペロナータ アンチョビ添え

材料 2 人分
パプリカ 1 個
ホワイトバルサミコ酢(なしでも)
アンチョビフィレ 2 枚
パン 2 切
バター
オリーブオイル 適量

1. パプリカにオリーブオイルを塗り、オーブン160 度ほどで全体が真っ黒に焦げるぐらい焼いたら取り出し、アルミホイルに包んで休ませます。
2.皮をむき、汁も大切に実をボウルに取り、ホワイトバルサミコ酢とオリーブオイルでマリネします。
3.パンを焼きバターを塗って、ペペロナータのマリネの上に長期熟成アンチョビをのせ出来上がり。
オリーブオイルをたっぷり回しかけて出来上がり!

Buon Apetito!

*ホワイトバルサミコ酢を使うと、甘酸っぱい心地よい酸味がパプリカの甘味と素晴らしいマリアージュになりますが、なくても十分に美味しいです。
アンチョビはここでは長期熟成の旨みが凝縮したものを使用しています。
できるだけ塩味が強いタイプでなく、旨みがあるアンチョビをお選びになってみてください。
新キャベツとからすみのスパゲッティ Spaghetti con Bottarga e Cavolo Cappuccio

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。

新キャベツとからすみのスパゲッティ

イタリアよりこんにちは!
日本はゴールデンウィークまっただ中ですね。
美しい青葉の季節、いかがお過ごしでしょうか?

ここミラノもあちらこちらで花盛り。
ただ気温がなかなかあがらず、薄手のコートが手放せずにいます。
そんな中でも市場に行くと、少しずつ夏野菜が増えてきて。
ゆっくりですが、少しずつ季節が移り変わっているのを感じます。

さて今日は(も?)、ごく簡単なパスタをご紹介させてください。
必要なのは、からすみパウダー。
サルデーニャ島の名物・からすみパウダー。
サルデーニャ人の友人に、パスタに使うことを教えてもらいました。
キャベツとパスタを一緒に煮てみたら、さらに美味しく!
ぜひ試していただけたら嬉しいです!

新キャベツとからすみのスパゲッティ

材料 2 人分
スパゲッティ 160 g
キャベツ 1 / 2 個
からすみパウダー 大さじ 2
無農薬レモン 1 / 2個
オリーブオイル 適量
必要に応じて海塩 適量

1.たっぷりのお湯を沸かす。
2.沸騰したら塩を入れ、ざく切りにしたキャベツとスパゲッティを一緒に入れて茹でる。
3. 茹で上がったらザルに上げ、パスタを皿に盛り付け、からすみパウダー、レモンの皮を削ったものを振りかける。
4.オリーブオイルをたっぷり回しかけて出来上がり!

Buon Apetito!

からすみは、旨みが多いボラのものがおすすめです。
からすみに塩分があるので、塩は味を見て調節してください。レモンピールの代わりに、レモンオリーブオイルを使うことも多いです!

柑橘とフェンネルの香りのチキンサラダ Insalata di Pollo grigliato con Profuto di Agrumi e Semi di finocchi selvatici


みなさま、イタリアからこんにちは!
長い日本滞在を終えて、イタリアに無事に戻ってきました。

日本では想像以上のたくさんの素敵な場所、素敵な人々との出会いがありました。
その一つが前回もご紹介した、泰勝寺でのイベントでした。
今回ご紹介するのは、賄いでいただいたサラダが美味しかったので、作ってくださった交野亜希子さんの了承を得て、ご紹介させていただきます。

もう一つ特別の経験がありました。
それはずっと行きたかった尾道、しかもその中でも憧れていた LOG に滞在することができました。
その様子を 10 分と少しの YouTube にまとめています。
よろしければぜひご覧いただけたら嬉しいです。

柑橘とフェンネルの香りのチキンサラダ

材料 2 人分
お好みのグリーンリーフ(葉物野菜) 両掌にいっぱいほど
鶏肉 胸肉など 100 g
柑橘果汁 大さじ 1
オリーブオイル 適量
フェンネルシード 小さじ 1
レモンオリーブオイル 大さじ 2 杯 
海塩 適量
胡椒 適量

1. お好みのグリーンリーフをよく洗い、水を切っておく。
2.鶏肉を塩、胡椒、柑橘果汁、オリーブオイルでマリネし、グリルする。肉汁を休ませたらスライスする。
3. グリーンリーフは仕上げの直前に塩、柑橘果汁、オリーブオイルひと回しで調味し、チキンと合わせる。
4.器に盛り付け、フェンネルシードをふりかけ、レモンオリーブオイルを回しかけて出来上がり!

Buon Apetito!

フェンネルシードはできればパンテレリア島のものを。
そして野生のものを選ぶと香りが豊かです。
レモンオリーブオイルがない場合には、エキストラバージンオリーブオイルにレモンをぎゅっと搾って。
あるいは無農薬レモンの皮を削っても。
春の赤いサラダ Insalata rossa di Primavera

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
casa morimi の YouTube はこちらから。


みなさま、こんにちは!
イタリアに帰る数日前、熊本からお便りしています。
メールがお手元に届く頃は、ちょうどイタリアに着いたぐらいかもしれません。

日本滞在の最後に、細川亜衣さんが主催されている熊本の泰勝寺にお世話になりました。
料理家・交野亜希子さんによる私たちカーサ・モリミの食材を使った料理会「イタリアの食卓」。

亜衣さん、亜希子さんとご一緒できて、たくさんの方々に私たちの食材のストーリーを聞いていただき、亜希子さんの素晴らしいお料理で味わっていただけた幸せな 2 日間となりました。

最後の賄いで、亜希子さんが作ってくださったサラダがとってもおいしかったので、許可を得てご紹介させていただきます。

また泰勝寺では素敵なイベントがたくさん!
ぜひチェックください。

春の赤いサラダ

材料 2 人分
トマト 2 個
いちご 8 粒
ラディッシュ 6 個
ホワイトバルサミコ 大さじ 2
オレガノ 小さじ 1 / 2
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ 2 杯 
海塩 適量

1. トマトは湯むきして種をとり、大ぶりに切っておく。
2. いちごは洗って半分に切る。
3. ラディッシュは洗い、食べやすいサイズに切る。
4. ホワイトバルサミコでマリネしておく(30分ほど)。
5. お皿に盛り、オリーブオイルを回しかけ、塩とオレガノを振りかけてできあがり!

Buon Apetito!

*ラディッシュは茎を少し残すと可愛いです、と交野さんからのアドバイス。
オレガノは指で少し揉んで香りを立ててから振りかけると華やかな香りに。
パンテレリア島のオレガノはふんわりミントの香り。
オレガノは、他のハーブとは違い、乾燥したものがおすすめです!
もめんやまきの

fog shop の近くにあるおすすめお店をご紹介。ぜひ帰り道に立ち寄ってみてくださいね!


今日ご紹介するのはかわいらしい昔ながらの生地屋さんです。
私の周りにも手芸好きは多くて fog でもハギレセットが人気なのですが、よく考えてみると最近生地専門の店がめっきり少なくなりましたよね。
そんな中、下北沢の商店街にある「もめんやまきの」はまだまだ元気。
創業はなんと昭和 24 年なのだそう。


店内にはいるとシンプルな生地に混じって昭和の香りのするかわいらしい生地もたくさんあります。
種類はもう数えきれないくらい。
小花柄、ストライプやチェック、無地までもめん(コットン)が中心です。



目印はお店の前に吊るされたハンドメイドのサロンエプロン。
エプロンというより前掛けと言った方がぴったりくるかもしれません。
なんだか懐かし感じがしてとってもかわいいのです。
ワンダーランドなもめんやまきの
手芸が苦手な人でも思わず何か買ってしまいそう!


芽キャベツの蒸し炒め アンチョビ風味 Cavoletti di Bruxelles alle acciughe salate

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
casa morimi の YouTube はこちらから。


みなさま、こんにちは!
ただいま新幹線で西に向かっています。
昨日は 1 日お休みして、尾道の LOG という自然をフルに感じられるホテルで豊かな時間を過ごしたところです。

尾道には中学生の頃に映画「転校生」などの尾道三部作と言われる映画を見てからずっと憧れていて初訪問が叶いました。
細川亜衣さんがメニューをはじめ、食周りをディレクションされており、ぜひ経験してみたいと思っていました。
結果は想像以上に素晴らしかったです。

繭のような居心地の良いお部屋、厳選された書籍が並ぶライブラリー、桜を愛でることができるテラス、光を楽しむことができるバスルーム、亜衣さんのディレクションによる、美しい器での夕食と朝食。
お庭も季節によって違う表情を楽しめます。

私は念願だった金継ぎセットも購入数ることができました。
また商店街に日本茶のすごいプロフェッショナル、今川玉香園茶舗の茶商、今川さんがいらして今日は朝一番から日本茶のレクチャーを受け、様々なお茶を楽しませていただきました。

つい尾道を出たばかりなので、長くなってしまいました。。。
ぜひ皆様、機会があれば美しい坂の街・尾道へ。

芽キャベツの蒸し炒め アンチョビ風味

材料 2 人分
芽キャベツ 両掌にいっぱいほど
塩アンチョビ 4 枚
ニンニク 1 片
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ 2 杯 
海塩

1. 芽キャベツを洗い、水をざっくりと切っておく。
2. 塩アンチョビを流水で洗い、骨などを外して身を叩いておく。
3. 鍋に芽キャベツとオリーブオイルを入れて中火にかけ、蓋をして蒸し煮にする。
4.15 分ほどしてある程度火が通ったら、微塵切りにしたニンニクとアンチョビを入れる。水分が足りないようであれば、水か白ワインを都度少し足しておく。
5. 火がすっかり通ったら、海塩で調味して出来上がり。

Buon Apetito!

*塩アンチョビがなければ普通のアンチョビでどうぞ。塩アンチョビはお料理家のみなさんのリクエストが多く輸入することにました。骨も簡単に外れます。流水で塩を落として、お使いください。旨味がギュッと凝縮して美味しいので、ぜひトライしてみてください。最後の塩は、味を見てからにしてくださいね。

shimokita komorebi

fog shop の近くにあるおすすめお店をご紹介。ぜひ帰り道に立ち寄ってみてくださいね!


300 回、もしかしたら 500 回くらい前を通り過ぎていたかもしれないお店。
下北沢東口の駅のすぐそばに、とっても雰囲気のある素敵なナチュラルワインバーがあったこと、みなさまご存じでしたか?
shimokita komorebi のスタート時間は夕方 18 時。
fog が 18 時で閉店だから、帰りによるとちょうど良いわけです。
半地下になっている店内は混み合った駅が目の前にあるロケーションとは思えないほど落ち着いていて良い感じ。


お仕事帰りにさっと 1 杯飲んで帰る人、おつまみと一緒にワインを数杯飲む人などいろいろなのだそう。
希望をなんとなく伝えると、その気分にぴったりのワインが目の前に運ばれてくるのだから嬉しくなってしまします。
私の気分、どうしてわかったんでしょう?
ワインのセレクトはもちろんのこと、川原さんの料理を目当てに来る人も多いのだと思います。
だって、黒板には季節の食材を使ったおつまみがずらりと。
それがなんとも美味しそうで、ワインが目当てなのだか、料理が目当てなのだかわからなくなってしまいそうなメニュー。



今日はキリリとした白ワインと自家製のいちじくバターとカンパーニュを。
どちらも美味しくて、どんどん進んでしまいそうな予感です。


スタンドバーなので一人のお客さんが多のですが、事前に予約すれば 4 人までは椅子に座ってワインと料理も楽しめます。
夜ご飯の前の待ち合わせにもいいですね。
前に置かれた素敵な樽が目印の shimokita komorebi。
気がつかずに何百回も通り過ぎていたのが心底悔やまれるお店です。

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