FOG JOURNAL

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ペペロナータ アンチョビ添え Peperonata con Acciughe

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
みなさま、イタリアよりこんにちは!
雨模様のミラノからお便りしています。

日照りが続いて農作物が心配でならなかったので恵みの雨。
気持ちも潤ってくるようです。

イタリアには雨季がないので、夏までの 5 月、6 月は一番美しい季節でもあるはずですが、なかなか暖かくならず、薄いコートを手放せずにいます、、。
初夏よ早くきて〜、と毎朝着替える時に心の中でつぶやく日々です。(笑)

さて!今日ご紹介するのはコツを覚えてしまえばごく簡単なペペロナータ。
パプリカが、ぐん、と別物のようにおいしくなります。

イタリアでは、パンにたっぷりとバターを塗って、その上にアンチョビを載せる、アンチョビバターが昔からの定番レシピであります。
今回はそこからヒントもいただき、バターをパンにしっかり塗りました。

ぜひ試していただけたら嬉しいです!

ペペロナータ アンチョビ添え

材料 2 人分
パプリカ 1 個
ホワイトバルサミコ酢(なしでも)
アンチョビフィレ 2 枚
パン 2 切
バター
オリーブオイル 適量

1. パプリカにオリーブオイルを塗り、オーブン160 度ほどで全体が真っ黒に焦げるぐらい焼いたら取り出し、アルミホイルに包んで休ませます。
2.皮をむき、汁も大切に実をボウルに取り、ホワイトバルサミコ酢とオリーブオイルでマリネします。
3.パンを焼きバターを塗って、ペペロナータのマリネの上に長期熟成アンチョビをのせ出来上がり。
オリーブオイルをたっぷり回しかけて出来上がり!

Buon Apetito!

*ホワイトバルサミコ酢を使うと、甘酸っぱい心地よい酸味がパプリカの甘味と素晴らしいマリアージュになりますが、なくても十分に美味しいです。
アンチョビはここでは長期熟成の旨みが凝縮したものを使用しています。
できるだけ塩味が強いタイプでなく、旨みがあるアンチョビをお選びになってみてください。
新キャベツとからすみのスパゲッティ Spaghetti con Bottarga e Cavolo Cappuccio

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。

新キャベツとからすみのスパゲッティ

イタリアよりこんにちは!
日本はゴールデンウィークまっただ中ですね。
美しい青葉の季節、いかがお過ごしでしょうか?

ここミラノもあちらこちらで花盛り。
ただ気温がなかなかあがらず、薄手のコートが手放せずにいます。
そんな中でも市場に行くと、少しずつ夏野菜が増えてきて。
ゆっくりですが、少しずつ季節が移り変わっているのを感じます。

さて今日は(も?)、ごく簡単なパスタをご紹介させてください。
必要なのは、からすみパウダー。
サルデーニャ島の名物・からすみパウダー。
サルデーニャ人の友人に、パスタに使うことを教えてもらいました。
キャベツとパスタを一緒に煮てみたら、さらに美味しく!
ぜひ試していただけたら嬉しいです!

新キャベツとからすみのスパゲッティ

材料 2 人分
スパゲッティ 160 g
キャベツ 1 / 2 個
からすみパウダー 大さじ 2
無農薬レモン 1 / 2個
オリーブオイル 適量
必要に応じて海塩 適量

1.たっぷりのお湯を沸かす。
2.沸騰したら塩を入れ、ざく切りにしたキャベツとスパゲッティを一緒に入れて茹でる。
3. 茹で上がったらザルに上げ、パスタを皿に盛り付け、からすみパウダー、レモンの皮を削ったものを振りかける。
4.オリーブオイルをたっぷり回しかけて出来上がり!

Buon Apetito!

からすみは、旨みが多いボラのものがおすすめです。
からすみに塩分があるので、塩は味を見て調節してください。レモンピールの代わりに、レモンオリーブオイルを使うことも多いです!

柑橘とフェンネルの香りのチキンサラダ Insalata di Pollo grigliato con Profuto di Agrumi e Semi di finocchi selvatici


みなさま、イタリアからこんにちは!
長い日本滞在を終えて、イタリアに無事に戻ってきました。

日本では想像以上のたくさんの素敵な場所、素敵な人々との出会いがありました。
その一つが前回もご紹介した、泰勝寺でのイベントでした。
今回ご紹介するのは、賄いでいただいたサラダが美味しかったので、作ってくださった交野亜希子さんの了承を得て、ご紹介させていただきます。

もう一つ特別の経験がありました。
それはずっと行きたかった尾道、しかもその中でも憧れていた LOG に滞在することができました。
その様子を 10 分と少しの YouTube にまとめています。
よろしければぜひご覧いただけたら嬉しいです。

柑橘とフェンネルの香りのチキンサラダ

材料 2 人分
お好みのグリーンリーフ(葉物野菜) 両掌にいっぱいほど
鶏肉 胸肉など 100 g
柑橘果汁 大さじ 1
オリーブオイル 適量
フェンネルシード 小さじ 1
レモンオリーブオイル 大さじ 2 杯 
海塩 適量
胡椒 適量

1. お好みのグリーンリーフをよく洗い、水を切っておく。
2.鶏肉を塩、胡椒、柑橘果汁、オリーブオイルでマリネし、グリルする。肉汁を休ませたらスライスする。
3. グリーンリーフは仕上げの直前に塩、柑橘果汁、オリーブオイルひと回しで調味し、チキンと合わせる。
4.器に盛り付け、フェンネルシードをふりかけ、レモンオリーブオイルを回しかけて出来上がり!

Buon Apetito!

フェンネルシードはできればパンテレリア島のものを。
そして野生のものを選ぶと香りが豊かです。
レモンオリーブオイルがない場合には、エキストラバージンオリーブオイルにレモンをぎゅっと搾って。
あるいは無農薬レモンの皮を削っても。
春の赤いサラダ Insalata rossa di Primavera

美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
casa morimi の YouTube はこちらから。


みなさま、こんにちは!
イタリアに帰る数日前、熊本からお便りしています。
メールがお手元に届く頃は、ちょうどイタリアに着いたぐらいかもしれません。

日本滞在の最後に、細川亜衣さんが主催されている熊本の泰勝寺にお世話になりました。
料理家・交野亜希子さんによる私たちカーサ・モリミの食材を使った料理会「イタリアの食卓」。

亜衣さん、亜希子さんとご一緒できて、たくさんの方々に私たちの食材のストーリーを聞いていただき、亜希子さんの素晴らしいお料理で味わっていただけた幸せな 2 日間となりました。

最後の賄いで、亜希子さんが作ってくださったサラダがとってもおいしかったので、許可を得てご紹介させていただきます。

また泰勝寺では素敵なイベントがたくさん!
ぜひチェックください。

春の赤いサラダ

材料 2 人分
トマト 2 個
いちご 8 粒
ラディッシュ 6 個
ホワイトバルサミコ 大さじ 2
オレガノ 小さじ 1 / 2
エキストラバージンオリーブオイル 大さじ 2 杯 
海塩 適量

1. トマトは湯むきして種をとり、大ぶりに切っておく。
2. いちごは洗って半分に切る。
3. ラディッシュは洗い、食べやすいサイズに切る。
4. ホワイトバルサミコでマリネしておく(30分ほど)。
5. お皿に盛り、オリーブオイルを回しかけ、塩とオレガノを振りかけてできあがり!

Buon Apetito!

*ラディッシュは茎を少し残すと可愛いです、と交野さんからのアドバイス。
オレガノは指で少し揉んで香りを立ててから振りかけると華やかな香りに。
パンテレリア島のオレガノはふんわりミントの香り。
オレガノは、他のハーブとは違い、乾燥したものがおすすめです!
もめんやまきの

fog shop の近くにあるおすすめお店をご紹介。ぜひ帰り道に立ち寄ってみてくださいね!


今日ご紹介するのはかわいらしい昔ながらの生地屋さんです。
私の周りにも手芸好きは多くて fog でもハギレセットが人気なのですが、よく考えてみると最近生地専門の店がめっきり少なくなりましたよね。
そんな中、下北沢の商店街にある「もめんやまきの」はまだまだ元気。
創業はなんと昭和 24 年なのだそう。


店内にはいるとシンプルな生地に混じって昭和の香りのするかわいらしい生地もたくさんあります。
種類はもう数えきれないくらい。
小花柄、ストライプやチェック、無地までもめん(コットン)が中心です。



目印はお店の前に吊るされたハンドメイドのサロンエプロン。
エプロンというより前掛けと言った方がぴったりくるかもしれません。
なんだか懐かし感じがしてとってもかわいいのです。
ワンダーランドなもめんやまきの
手芸が苦手な人でも思わず何か買ってしまいそう!


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