

「オーセンティック ワークシャツ」のパターン・デザインを手掛けてくださった、パタンナー・キタユキコさんのインタビューをご紹介します。
fog linen work や miiThaaii のお洋服のパターンを長年手がけてくださっているキタさん。
2024年に共同制作したパターンブック『FOG LINEN WORKの服 パターンの本』も、大変ご好評をいただきました。
今回の「オーセンティック ワークシャツ」企画は、「fogらしい、ベーシックで長く着続けられるリネンシャツを作りたい」という思いからスタートしました。
出来上がったサンプルは、身長や体型の異なるスタッフたちがキタさんとともに何度も試着。
襟のかたちやサイズ感など、細部まで調整を重ねることで、誰にとっても心地よく、長く大切に着たくなる「とっておきの一枚」が完成しました。

キタユキコさんのインタビュー
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■パタンナーのお仕事について教えてください。
『デザイン画をもとに、服の設計図となる型紙をつくる仕事です。
平面を立体に起こしていく作業でもあります。
同じデザインでも、パターンを引く人によって服の表情は変わる。
そこに個性が出ると思っています。』
■「オーセンティック ワークシャツ」が出来上がったご感想は?
『時間をかけてじっくり向き合えたことが、まず楽しかったです。
このプロセス自体がとても贅沢だと感じました。
完成までには約4ヶ月ほどかかっています。』
■普段、パターンを引く際に意識されていることは何ですか?
『着心地とバランス、そして服から感じるリズム。
どれか一つではなく、それぞれが自然に成立していることを大切にしています。』
■長く着られる服にするために大切だと思うことは?
『素材、着心地、そして存在感。
時間を重ねても違和感なく馴染んでいくことだと思います。』
■着心地を良くするために、パターンづくりで心がけていることは?
『ボディに着せるだけで判断せず、何度もトワルを組み、
自分でも実際に袖を通して確かめています。
どんなデザインであっても、服は人が着て完成するものだと思っているので。』
■今回のシャツでこだわった点や、ポイントを教えてください。
『「着る人が育てていくことで、本物になっていく一枚」。
そんな存在にしたくて、「オーセンティック ワークシャツ」と名付けました。
リネンは、日常の中で気兼ねなく付き合える素材です。
余計なデザインは加えず、全体のバランスに集中しました。
その中に、自分の好きなワークウェアの要素をさりげなく取り入れています。
気づけば、つい手に取ってしまう。
そんな服になることが理想です。
それは、身体が心地よさを覚えているからだと思います。』
■キタさんにとって、リネンとはどのような素材ですか?
『生活に自然と馴染む素材です。
用途を限定せず、通年で着られる自由さがあります。』
■毎日の装いで大切にしていることは?
『バランスです。
自分が心地よくいられるかどうかを大切にしています。』
■このシャツをどのように着てほしいですか?また、どんな方に着てほしいですか?
『自分らしさを知っている人、そしてこれから見つけていく人に。
日常の中で自然と手に取る一枚になれば嬉しいです。
色違いでも持っていたくなるような存在に。
袖を通したときに、自分らしさが素直に出る――
そんな感覚を大切にしてほしいと思っています。
ファッションは、日々の暮らしを楽しくするもの。
その人の感覚に自然と馴染む服になれば嬉しいです。』