美味しいイタリア食材を販売するブランド、カーサモリミ小林もりみさんから届く素敵なレシピ。
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ヨーロッパよりこんにちは!小林もりみです。
今はスイスに来ています。
数日前までいたイタリアのミラノでは、ジャスミンの花がちょうどシーズン。
壁いっぱいに蔦を広げてたくさんの白い花をつけたジャスミンが、街のあちらこちらに。見かける度に足をとめ、季節の香を満喫しました。ここスイスでは、バラや芍薬が美しく咲いています。
まだ暑くもなく、良い気候です。

今日はニョッキをご紹介させてください。
古いじゃがいもを使うのがスタンダードですが、小ぶりの春のじゃがいもで作ってみました。
皮を剥くのがちょっと手間でしたが、いつもよりもフレッシュな感じにできあがりました。素材のおいしさ、感じられると嬉しいですね。

ここではミニトマトをニンニクとオリーブオイルで煮込んでソースにしました。
急ぐときは瓶詰めのトマトソースでも。
添加物など入っていない、トマトをじっくり煮詰めたようなトマトソースを選べば、お家で仕上げたような美味しさになると思います。

またフレッシュなバジルもなければ、瓶詰めのバジルペーストを少し加えても。
バジルを使わないバージョンとしては、トマトソースに少し生クリームを足してもよし、バターを足してもよし、あるいはモッツァレッラを小さめに切って加えてもよし。
さまざまに楽しめます。
変化球で、トマトに加えるバジルペーストの量を多くして風味を変えても。

ニョッキも生パスタもハードルが高いようですが、慣れると手間をかけただけの作り立ての美味しさがあると思います。
失敗も少なくできると思うので、ぜひトライしてみてください!

Buon Appetito!

じゃがいものニョッキ、トマトとバジル風味

じゃがいも(ここでは新じゃがいも) 500 g
薄力粉 125 g
塩 3 g
オリーブオイル 適量
ミニトマト 1 パック
にんにく 1 かけ
バジルの葉 適量

• じゃがいもを洗い、水から中火で茹でる。串がスッと入るようになったら、お湯からあげる。
• 小さめの鍋に、ニンニクとオリーブオイルを入れて弱火で温め、香りがたったら半分に切ったミニトマトを入れ、じっくり煮込んでおく。塩で味を調味する。
• 茹で上がったじゃがいもの皮を熱いうちに剥く。
(今回は小さなじゃがいもだったので、マッシャーでいくつかまとめて潰してから皮を外しました)
• じゃがいもが熱いうちにマッシュし、粉と塩を混ぜて、ひとつの塊にする。
• 粉を打ったまな板の上で、6 分の 1ぐらいの生地を棒状に伸ばし、食べやすいサイズにナイフで切る。切り目に小麦粉をまぶしておく。重ならないように置く。
• 沸騰したお湯にニョッキを入れて、浮き上がってきたら掬い取り、お皿に盛る。
• バジルの葉を飾り、良質のオリーブオイルを回しかける。

オリーブオイルは上質なものをぜひ。それだけで美味しさがグレードアップします!