こんにちは。
今日はスタイリスト 轟木節子さんと fog とのコラボレーションアイテム「ユヌ ローブ」と「プティ タブリエ」の秋バージョンをご紹介します。
こちらは今年の春に限定販売してたくさんのご注文をいただき、完売後もお問い合わせが絶えなかったアイテム。この秋、新しい生地で再発売します!
さらには新商品「パニエ パンツ」も。
改めて、轟木さんにコラボレーションアイテムが出来上がるまでのお話を伺いました。
ユヌ ローブ、プティ タブリエ、パニエ パンツは 9 / 14 ( thu ) お昼の 12 時までの受注販売となります。
お届けは 10 月中旬~ 11 月上旬頃を予定しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
轟木節子
熊本生まれ。スタイリスト。自然で凛とした美しさのあるスタイリングを得意とし、着心地のよい素材を用いた天然素材のものづくりの監修、ディレクションも。ファッション誌や広告等のスタイリングなど、幅広く活躍。好きなものは、お茶と植物とマティスの絵画。
今回はご本人も大好きというリネン素材での服作りをお願いしました!
( fog )
「ユヌ ローブ」と「プティ タブリエ」、fog と今年の GW に開催されたほぼ日主催のイベント「生活のたのしみ展」で販売させて頂きました。反響はいかがでしたか?
( 轟木さん )
好評でした! 前後着られるユヌ ローブは試着された方が「かわいい!どちらの面もいいですね」と、鏡を見てパッと笑顔になられるのを見るのが幸せでした。タブリエは きれい、スタイルがよく見えると、生活のたのしみ展中に、「美人エプロン」と呼ばれるようになりました。堂々と自信作と言えます。
( fog )
とっても反響があって嬉しいです!ユヌ ローブは轟木さんもデイリーに着ていらっしゃるとのこと。轟木さんのInstagram のストーリーズでも着られているの拝見しました!
( 轟木さん )
リネン 100 %のワンピースはあまり持っていなかったけど、気持ちがいいですねー。素材の快適さと、かわいさでついつい着てしまいます。模様のあるパンツと合わせたり、 fog さんの既存のアイテムにあったワイドパンツとよく合わせたり。それで、今回はユヌ ローブと同色のパンツも作りました。
( fog )
今回「ユヌ ローブ」は前回より厚みのあるリネン生地で仕立てました。厚手のリネン生地の着心地はいかがですか?
( 轟木さん )
前回の製作の時にも、はりがあってかっこいい、厚手のリネン生地にも惹かれたのですが、初夏にリリースだったから普通地で作ったんですよね。今回の厚地は空気をより含んだ心地よさなのかな、あたたかさもあって、これからの季節にいいですよね。「あるドレス」の意味合いに新たに、「ある秋の日のドレス」が加わりましたね!
ヨーロッパのヴィンテージの厚手のシャツドレスに憧れがあるからか、タフな印象のこの生地、好きです。生地の魅力を活かして、前回より袖にボリュームを持たせたデザインに変更しました。
( fog )
おすすめのコーディネイトはありますか?
( 轟木さん )
はい、厚手のタイツ合わせもいいですね。 ボタン側を前にして、中に袖丈長めのハイネックを着ても素敵です。厚手のタイツや同系色のウールのレギンス合わせたり。わたしはメリノウールのインナーを着て、これから紹介するパニエパンツとの重ね着がしたいです。中には薄いシルクレギンスを履いて温かくして長いシーズン着ようと思っています。
( fog )
色はたくさんある色の生地の中から、轟木さんにセレクトして頂きました。
ユヌ ローブとパニエ パンツ、いずれもグリーブルーとカフェ、そしてのカナリ 3 色展開です。それぞれどんなイメージで選んでいただきましたか?
( 轟木さん )
秋らしい 身につけたら、心がしっくり落ち着きそうな色展開にしました。
グリーブルーはニュートラルなグレーを帯びて、自分の軸を感じられるような凛とした色。
カフェは、ブラウンにほんのり赤みがあるアースカラー。大地のあたたかさを纏うような、おおらかな 安心感があります。顔写りもきれいです。
カナリーはかわいい!と心ほぐれるやさしい色。たまごのような淡い黄色で、着るとほんのり元気になるから不思議です。かわいらしい色だから、ネイビーや黒など濃い色とあわせる大人のイエローの着こなしになります。
( fog )
そして、この度新しく発売になりました 「パニエ パンツ」について。轟木さんに名付けて頂きました。どういった意味でしょう?
(轟木さん)
ドレスの下にはく、パニエというアイテムがありますよね。今回はワンピースとお揃いの生地で中にも履きたくて作ったから「パニエ パンツ」、もう一つは、フランス語で籠という意味もあるのを思い出し、パンツの裾の膨らみがバスケットの丸みのようで、二つの意味からパニエ パンツとつけました。
ピクニックでも、厚手のリネンだから草の上にラフに座ったり、膝の上にお弁当を置いたり、気軽なやさしい素材感のパンツです。
( fog )
裾のすぼまったバルーンのシルエットを取り入れることになった背景を教えていただけますか?
(轟木さん)
旅にも履いていきたいと作りました。足さばきがよく、裾が地面についてよごれる心配もなしです。自然の多いところや、お手洗いとか。 神社の階段とか。リネンのワイドパンツを作りたいと言っていたこともあったのですが、去年、旅先の海辺で結構な幅のワイドパンツを履いていた時に、自分の足でパンツの裾を踏んで、転んで怪我して厄落としたような一件から暫くワイドパンツを封印してた期間があって。今は足元に気をつけるようになりました。
( fog )
こちらのアイテムのこだわりポイントを教えてください!
(轟木さん)
トップスと合わせて 1 枚でも、重ね着でも ワンピースにひびきすぎず、脚がきれいに見えるシルエットを探りました。ポケットの内袋は ごわつかないように薄い生地にしました。着ていて楽ちんだけど、少しでもすっきり見えたい女心も大切に、サンプルのチェックは念入りにしています。
( fog )
これからの季節におすすめのスタイリング、組み合わせなどあったら教えていただけますか?
( 轟木さん )
ざっくりとしたローゲージのニットと合わせてもかわいいです。その中にリネンのシャツを着たり、fog さんのリネンのコートなど、リネンアイテム 2 つにそのほかの素材を合わせると調和のとれた装いになります。
( fog )
そして最後にご紹介するのは「プティ タブリエ」です。
カラーは前回から引き続き、アシェとネイビー、そして、轟木さんにとって念願!とおっしゃっていたアルバートルが新色として発売になりました。アルバートルのカラー、前から気になっていたカラーだったのですか?
(轟木さん)
そうなんです。念願のアルバートル!ほんのりグレー帯びている白がきれいですよね。白っぽいエプロンは、汚れが目立つからとのお話だったのですが
・きりっとした気持ちになれて、白い服に付けた時もすてきです!
・「エプロンは迷わず白!」という少数派もいます。
・チーズ屋さんの友達や中国茶のお稽古仲間も白いエプロン好きです。
・働く姿がきれいです。
とアピールしました。作ることが決まって大喜びでした。
(轟木さん身長 151cm)
(モデル身長 158 cm)
( fog )
3 つのアイテム、さまざまな身長、体型の方に合うようにという轟木さんのこだわりがたっぷり。
今回も素敵なアイテムを企画して頂き、ありがとうございました!
さてさて、それではそれぞれのアイテムを詳しくみていきましょう!
ユヌ ローブはフランス語で「あるドレス」という意味。
物語のはじまりの言葉の「あるところに…」のように匿名性のあるちょっと神秘的なドレスです。
一番のポイントは、前後どちらでも着用できること。 ボタンを前に着たときは、ストンとした I (アイ)ラインのシルエットで凛ときりりとした印象に。
ボタンを後ろ側に着たときは、ギャザーでふんわりとした柔らかな感じに。
どの角度からみても、きれいなシルエット、佇まいのドレスに仕上がっています。
ユヌ ローブ ¥ 26,400
パニエ パンツはフルレングスのドレスのようなイメージでユヌ ローブに合わせて作ったパンツです。
「天から地へひとつづきになるような、そこに光が差すような、凛とした気持ちで着られたら」と轟木さん。
パニエ パンツ ¥ 15,730
ウエストと裾にゴムが入っていて、ゆったりとしたはき心地。
ウエスト周りのギャザー分量は控えめですっきりとしています。
(モデル身長 158cm)
そして同じカラーのユヌ ローブとパニエ パンツを組み合わせたコーディネイトがこちらです。
それぞれも素敵だけれど、組み合わせるとまたさらにおしゃれな感じ!
背の高いスタッフ( 171cm )が着るとこのような感じになります。
「プティ タブリエとパニエ パンツ、どちらもできる限りみなさんにバランスよく着ていただけるような着丈にしました」と轟木さん。
プティ タブリエはフランス語で「華奢なエプロン」という意味合い。
ユヌ ローブにも似合う女性の働く姿が美しく見える前掛けです。
ウエストの切り替え位置が高く、胸当ての部分をすこし小さめにすることで、ちょっと個性的で脚長にみえるバランスに仕上げました。
腰の辺りにも切り替えが入っていて、すこし広がる A ラインのシルエットになっています。
プティ タブリエ ¥ 9,460
ポケットの口の部分は斜めのラインになっていて、手を入れやすい工夫がされています。
リボンは少し細くして繊細でかわいらしいイメージに。
前で結んだり、後ろで結んだり。